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野良猫アニキの自由研究

どうすればショアから大型青物(70cm~1m)を釣れるのか?そのためのタックル選びやポイント探しのコツをテーマにした自由研究です。

地磯でメーターオーバー 107cm 12.4kg のブリ

2020/06/02 地磯用のタックル紹介記事をアップしました。 

necoaniken9.hatenablog.jp

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(≡ΦωΦ≡)こんにちは、猫のアニキです。

 かなり時間が経ちましたが、昨年11月にメーターオーバーのブリを釣った時の話をします。

 

 

朝マヅメのヤズ猛攻

 薄暗いうちに青物が釣れたためしが無いので僕の朝マヅメは十分明るい時間です。

 ファーストルアーはオシア モンスタードライブ160F イワシカラー。

 開始早々40cm半ばのヤズがWヒット。

 今回はお持ち帰りせずリリースしましたが、朝一に釣れるとなんとなく気持ちに余裕が生まれます (≡bΦωΦ≡)グッジョブ!

 しかしそこから数投でまさかのWヒット2回目!

 40cmクラスがよほど群れているんですね。

 それにしても1日の釣りで2回Wヒット(しかも連チャン)は初めてです。

 

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 2回目のヒットでモンスタードライブの片目が無くなっていることに気付きました。

 ヤズが結構暴れたからね (≡ΦωΦ≡;)

 この後も1匹追加して合計5匹となりました。

 さすがモンスタードライブ ツインアシストフック仕様 (≡vΦωΦ≡)

 

 魚が飽きないようロッドワークは変えていたのですがさすがに警戒されたのかルアーへの反応が薄れたのでポッパーへ変更。

 ルアーチェンジが功を奏したのか数投したところでヒット。

 

 !(≡ΦωΦ)c/~~~~~~~~~ε゚メメメ< パクッ!!

 

 しかしバラシてしまいました。

 

 (;≡ΦωΦ)c/~~~~~~~~~゚ Σ゚メメメ< パッ!

 

 実をいうとこのバラシはある程度予想していました。

 40cm台の小ぶりなヤズ相手にそこそこ大きなシングルフックを装着していたからです。

 また、シングルフック仕様自体僕の中で煮詰めきれておらず改善の必要性を感じてもいました。

 ただ、予想以上にポッパーへの反応自体長く続かず、ジグ(60g)へチェンジ。

 

ジグの操作をどうするか?

 今回ジグを使うにあたり感じていた問題がコレ

 1、トップへの反応が薄れたとはいえ、朝一群れていたことを考えるとまだ近くに同じサイズのヤズがいる可能性は高い

 2、ヤズがジグに好反応する可能性は十分あるが、ポッパーの前例があるためジグも長続きしない可能性あり

 

 この2点を踏まえ、且つ僕の経験からするとワンピッチジャークよりはタダ巻きに近い小刻みなジャーク&トゥイッチが有効と予想しました。

 その結果はすぐ現れて1投目にヒット。

 

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 たまたまかもしれませんが、これほど的中したら嬉しいです。

 しかし、この後はアタリがパッタリと止みました。

 朝一のラッシュがウソのような静けさです。

 

 サイズはイマイチだったけど数が釣れたから今日はこれで良しとすべきか...

 納竿も考えましたが、まだ時間がタップリあるので午前中は釣りを続けることにしました。

 

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大物ヒットの予兆

 最後のヤズがヒットしてから1時間くらい経過。

 あまりに反応が無いので小休止していたのですが急にトンビやらカモメが海の上をグルグル飛び出しました。

 ただし数羽でしかも500mくらい沖の海をですけどw

 しかも飛び回っていた時間は1分くらい。

 鳥山でなければナブラが見えたわけでもないのですが、飛んでいたのは大きな潮目の真上。

 

 ( ( (⌒( ё)⌒   ( ( (⌒( ё)⌒   ( ( (⌒( ё)⌒ 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 しかも、朝一にヤズがあれほど群れても鳥は飛んでいなかったのがここに来て急にざわめきだしたのはもしかしたら何かあるのでは?

 こんな状況、素人アングラーの僕でも(素人だからこそ?)じっとしてはいられません。

 とりあえずルアーを投げてみよう。

 使ったのは朝一爆釣したモンスタードライブ160F。

 

 期待に胸膨らませて投げてはみたもののルアーを警戒されたのか全く反応がありません。

 気が緩んだのかキャストミスして30mくらいのところでルアーが腹打ちのごとく着水。

 こんなミスした後、昔の僕ならさっさとルアー回収して投げ直すのですが、ミスキャストしたルアーにもヒットすることがあるのを知った今の僕は丁寧にルアーを泳がせます(結局反応は無かったけどね)。

 

 今度はミスしないよう丁寧にキャスト。

 (≡ΦωΦ)c/~~~~~~゚

 

 少し軽めに投げたつもりでしたが思ったより(80mくらい)飛んだかな。

 着水と同時にリール(12キャタリナ)のベイルを倒してルアー操作開始。

 それにしてもキャタリナシリーズはベイルを倒すのが簡単で、倒した時の感触も「カチッ」と軽快で気持ちいい。

 BGやブラストとも使ったけどこちらは少し軽快さに欠ける印象。

 ※軽快さは釣果と全く無関係ですけどね

 なんて考えていたらルアーがどこにあるか一瞬見失ってしまったのですが、20mくらい先の浮いた海草にひっかかった手ごたえで気付きました。

 

 

 

いきなり足元でヒット!

 海草地帯を脱出すべくロッドを煽った後、ルアー回収に入ろうとしたその時

 

 「バッシャーーーーーン!!」

 

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  Σ(ノΦωΦ≡;)ノビクーッ!!!

 

 

 

 「ギ、ギ、ギ、ギギ、ギィーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

 

 明らかにヤズとは次元の違う引きの強さ。

 しかもルアー回収の姿勢に入っていたのでロッドは倒していたしラインもたるみが無く真っ直ぐになっていたためヒットの衝撃がモロに体へ伝わりました。

 曲げていた腕が強引に伸ばされ、あと一歩前に出たら海に落ちそうなところをギリギリで踏ん張りました。

 ヒットしてから約3分、息を切らしながらなんとか浮かせることに成功。

 始めてその魚体を見た時

 「これはやばいサイズを掛けたかも...」

 と思いました。 

 

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浮かせるまでその大きさに気付かない

 僕は基本的にドラグを5kgに設定しています。

 そのためどんなに魚が引いても一定以上の重みは僕(アングラー)に伝わらないんです。なので想定外の大物がヒットしても浮かせるまではっきりした大きさがわからないんですね。

 

 ?( ≡ΦωΦ)c/~~~~~~~~~~Σ゚メメメ<

 

 また、今回はヒットしたのが足元なので水深が浅く、且つ真下は根が無い所。

 左右にはアングラーよりもむしろブリにとって都合の悪い(身を隠せるほどの大きさではない)根が点在するため逃げる方向も自由に走れる距離にも制限があるんです。

 この逃げ回れない場所でヒットしたことが今回大物に気付くのが遅れた要因だと思います。

 

 とはいえここは地磯!

 もし、ヒットした場所から25~30mくらい右方向に逃げられたら大きなブレイクポイントがあるのでいくらでもラインを出してよいという状況ではありません。

 

浮かせてからの一苦労

 青物御三家(ヒラマサ、カンパチ、ブリ)の中で、同じ長さなら一番引きが弱い、しかし一番重さがあるのはブリでしょう。

 そのため浮かせるまでは意外と楽ですが、浮かせてからが苦労します。

 いくらヘビータックルでもブリを抜き上げるのはさすがに無理。

 ズリ上げも試みましたが満潮ではないため50cmくらいの段差を乗り越えなければならず断念。

 (山の中を上り下りするので)道具は極力持たないためタモもギャフもありません。

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 結局地磯の根元まで引っ張って行き、岩に座礁させてからブリの所まで降りて行き、暴れないようシメた後、元の場所まで手で担いでランディングしました。

 

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 手で担いで岩を登る間、あまりのブリの重さに息を止めていたと思います。

 ※画像のフィッシュグリップ(グリーン&ブラック)は魚が重すぎて役に立ちませんでした。

 岩を無事登った後は一旦ブリから離れてリュックの置いてあるところで水分補給。

 上がった息も落ち着いたところで

 「さ、計測してみるかな!」

 

 

 

そのブリはメーターを越えていた 

 今まで地磯でも計測できる場所に苦労することはなかったのですが、

 今回は例外でした。

 なかなか真っ直ぐに置ける場所が見つからない...

 

 ようやく見つけたのは海から2mの所。ブリがヒットした時に立っていた所のすぐ後ろでした。

 「90cmは越えていそう...」

 と思いながら計測してみたら...

 

 

 

 

 

 

 

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 「107cm」Σ(ノΦωΦ≡;)ノイー!?

 やっとの思いで磯を上がり、自宅に帰ってベビー用体重計で測ったら

 

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 「12.4kg」Σ(ノΦДΦ≡;)ノイーヤー!! 

 

 これまでのブリの自己最高記録90cm、6.5kgを大幅更新。

 これは魚拓にしてもいいよね!ってことでデジタル魚拓製作を依頼。 

necoaniken9.hatenablog.jp

 

 

 ちなみに余談ですが、ブリの長さを測っている所にモンスタードライブの外れた片目が落ちていて、カニ🦀が食べようとしていたのを発見!

 カニから奪い取りましたw

 

 

 

狙っていたのは中型だがタックルはたまたま大物用だった 

 今シーズン青物のサイズがなかなか上がらず、釣れるのは10月後半でも40~60センチ半ば。

 どうしても70cmオーバーが釣りたかったので最近はヒット率を上げる目的からPEラインを1サイズ落とした2号、リーダーを70~80lbにしていました。

 しかし、この日はたまたまスペーサーの検証をしていたのでメインラインとリーダーの間にPE3号10mを入れていたのと、

 いつも使っているリーダー(70lb)をたまたま切らしていて50lbと100lbしか持ってなかったんです。

 「さすがに地磯で50lbは無いだろう」

 ということで仕方なく100lb(4ヒロ)を選択。

 もし、ここで50lbにしていたら流石にラインブレイクしていたかもしれないです...

 ってか絶対していたと思います。(浮かせた後、岩に乗せるときとか特にやってしまいそう)

 

 ロッドも春のカンパチリベンジに向けて今の内から体を慣らすつもりで常にヘビーロッドを使っています。

 

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 ただ、リーダーの太さはあくまでブリの話です。

 昨年春に惨敗を喫したカンパチを相手にするにはさらに太くする必要があります。

 

 今回のタックルを以下に紹介しますが、今後時間がある時にルアーのフックセッティングやタックルの選び方など、僕なりにこだわった部分(もちろん釣果に大きく影響した部分)や釣れるポイントの探し方(場所は公開できないので探すコツ)を記事にしていこうと思います。

 少しずつだけど自由研究の発表会みたいなブログになればいいなぁ。

 

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今回のタックル

 ロッド:シマノ ゲームAR-C S1006MH

 リール:ダイワ 12キャタリナ 4500 ※ノブはゴメクサス45mm ブラックシルバー

 ヒットルアー:オシア モンスタードライブ 160F (01T シルエットイワシ) ※ツインアシストフックに変更

 ライン:ゴーセン  ドンペペACS #2 300m

 スペーサー:PEライン グリーン単色 8本編 #3

 リーダー: デュエル ハードコア パワーリーダー CN 100lb 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回の釣果

 

 ヤズ(約45cm):6匹

 ブリ(107cm):1匹

 

 長くなりましたが今日はここまで。

 最後まで(途中まででも)読んでくれた方ありがとうございます。

 (≡ΦωΦ≡)ノシ ダスビダーニャ