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野良猫アニキの自由研究

どうすればショアから大型青物(70cm~1m)を釣れるのか?そのためのタックル選びやポイント探しのコツをテーマにした自由研究です。

【インプレ!】リールのメンテナンスに半年間ベルハンマーを使ってみた結果 (シマノ純正、ダイワ純正、AZ、クレ、スーパールブなど比較レビュー)

■2024/01/23 スズキ機工 ベルハンマー メタルグリスを追加 

 

 (≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。

 

 今回は僕が普段リールのメンテナンスに使用しているオイルとグリスの紹介です。

 

 ※純正以外のオイルやグリスを使う場合は自己責任でお願いします。

 ※オイルやグリスは使用方法、使用箇所を誤るとリール本体や内部のパーツが破損したり、十分な性能を発揮できない場合があります。

 ※使用方法や注意事項については各メーカーのHPをご確認ください。

 

 

 

 

 

現在持っているオイルとグリス

 

 現在持っているオイルとグリスはこれ。

 

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 ホームセンターやアマゾンで購入しました。

 

 それにしてもよく、こんなに買ったもんだ。

 

 実際に使っているのはこの中の2割程度しかないけどね。

 

 とりあえず使っていないものも含めて簡単に紹介します。

 ※スペックの詳細は各メーカーのHPをご覧ください。

 

 

 

シマノ純正

 

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www.shimanofishingservice.jp

 

①グリス DG-1(DG12)

 SWスピニングリールのドラグワッシャーグリス。

 シマノに限らずダイワリールのUTDにもこのグリスを使っていた。容量が30gあるので下手すると一生分ありそう。特別ビックリするような性能ではないけど、すごく安定していてトラブルも無いので全く不満はない。さすが純正。

 

 

② グリス SR-G(DG13)

 投げリール・SW系スピニングリールのギア用グリス。

 使用範囲の広いグリスなので(ドラグを除いて)これ1つもっていたら大体間に合う。容量はたっぷり30g。やはり純正だけあって無難な使用感。当たり前だけどトラブルはないので使いやすい。さすが純正。

 

 

③OIL2(SSRO-01)

 ウォームシャフト、ボールベアリング全般、ベイトリールのスプール軸用オイル。

 使用感は悪くないんだけど容量が4.5gと非常に少ないのが難点。

 

 

④OIL1(B-100)

 ローラークラッチ(スピニング)、スプール軸(全般)、ベアリング(全般)用オイル。

 僕が購入した目的はローラークラッチの潤滑と防錆。シマノはもちろんダイワリールにも使いました。特に問題なく使えたんだけど、やはり容量が少ない。

 まぁ、ローラークラッチに使うだけなら十分すぎる量なんだけどね。

 

 

⑤リールグリススプレー(SP-023A)

 全てのリールの駆動ギア部、スピニングリールのベアリング用。

 柔らかいグリスなので耐久性はそこそこだけど、スプレー式なのですごく使いやすい。今でも釣行先で緊急時(リールの分解ができない時など)に使います。

 ただし、スプレータイプ全般に言えることだけど飛び散りやすいので注意が必要。

 

 

⑥リールオイルスプレー(SP-013A)

 ラインローラー、ローラークラッチ(スピニング)、ベアリング用。

 幅広く使える普通のオイルスプレー。

 ノズルが細いので狭い箇所でも注油しやすい。

 ただしローラークラッチへの注油はスプレータイプだと量の微調整がやりづらい。

 このオイルスプレーに限らないけれど純正品って値段の割に量が若干少ない気がする。

 

 

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ダイワ純正

 

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www.daiwa.com

 

⑦SLPW メンテナンスグリス104.

 ボールベアリング、可動部専用グリス。
 値段はシマノと同じくらいなのに容量がたったの10g。これは少なすぎるでしょ。30gくらいあるだろうと勝手な思い込みで買ってしまった。

 潤滑性能に不満はないんだけど、なぜかあっという間に汚れるので今は使っていません。

 

 

⑧アルティメット トーナメント ドラググリス

 UTD専用のドラググリス。ATDには使えません。

 13ブラストや11キャタリナのUTDがよく固着するのでメンテナンスするために購入したが、寿命が短すぎてダメ(ドラグワッシャーの材質のせいかもしれないけど)。数回使ったけどお蔵入り。

 

 

⑨ダイワ リールオイル2

 ダイワリール専用のメンテナンスオイル。

 容量は10mlと少ないんだけど安いのでコスパは良いと思う。

 程よい粘度で重宝する。

 ローラークラッチ(ワンウェイクラッチ)用ではないけれどローラークラッチ(スピニング)にも使ってる。今のところ全く問題無し。

 こういう製品をバンバン出してほしいね。

 

 

⑩リールガードグリス

 リールのほとんどの注油箇所に使用可能。

 グリスって名前が付いているけれど、粘度はやや硬めのオイルくらい。

 これが原因でグリスとしてはあまり使えないんだけど、ハンドルノブのベアリングやラインローラーなど水に触れるような場所はオイルだとすぐ流れてしまいそうなのでたまにこれを使っています。

 やや硬めのオイルスプレーだと割り切って使うなら買ってもよいと思えるお品です。

 

 

 

 

AZ(エーゼット)

 

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www.az-oil.jp

 

⑪極圧有機モリブデングリス ウレアベース

 ウレアグリスがベースなので粘り気が強くまとわり付くのでリールのメインギアとピニオンに使っていた。

 小さなゴリ感(ゴロ感)であれば感じなくなるくらい滑らかになるんだけど厚塗りすると顕著に巻きが重くなるので注意が必要。

 ちなみにグリースガンを使ったほうが狭い場所へ塗りやすい。

 

 

 

⑫シリコングリス 低温用

 プラスチックやゴム製品への攻撃性が少ないということで購入したけれど、リールの中では複数のグリスやオイルが混ざってしまうためあまり意味が無かったかもしれない。

 特に理由はないけれど今は使っていない。

 

 

⑬極圧グリス

 これもウレアベースらしい。リールへ使用した時の効果が⑪と比べ何が違うのか分からないまま購入したけれどまだ使っていません。

 

 

⑭CMK-001 超極圧・水置換オイル

 安かったのと⑮が使いやすかったので衝動買いしました。

 ⑮が残っているのでまだ使っていません。

 

 

⑮CMK-002 超極圧・極潤滑オイル

 細いノズルが非常に使いやすく潤滑性もよく、ほどよい粘度がありいろんなところに使える。

 これを買ったことでダイワのリールオイル2の出番が無くなってしまったくらい便利。

 ボトルを押す指の力加減で半滴たらすといった微調整も簡単だからローラークラッチへ注油するのにとても重宝します。

 

 

⑯水置換オイルスプレー

 可もなく不可もない感じ。

 コンパクトなのでタックルボックスによく忍ばせています。

 

 

⑰滑るグリーン シリコンスプレー

 ゴムパーツや樹脂への攻撃性が低く、安いので購入。

 無難に使えるんだけど潤滑や防錆力については特化したところも無い感じ。

 リールのローラークラッチにも使ってみたけれど粘度が低いためか静粛性がイマイチだった。

 PEラインにも使ったけれどシリコン被膜があっという間に流れてしまう感じがしてほとんど体感できず。

 現在はロッドのガイドフレーム防錆のため釣行ごとに使用中。残念ながら完全に錆びを防ぐことはできないけれど効果はあるみたい。

 ※ゴム・プラスチックに使用可能なクレ5-56無香性と比較してみたけれどガイドの防錆力は同じくらいかなぁ...

 

 

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呉工業

 

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www.kure.com

 

⑱5-56

 安くてどこでも売っている。被膜の耐久性や防錆性能はあまり無いけれど、一時的な潤滑性能、洗浄性能の高さは気に入っています。

 

 

⑲シリコン グリース メイト

 AZのシリコンスプレーと同様使いやすいけれど特化した部分が無くあまり使っていない。

 

 

⑳ドライファストルブ

 速乾のドライタイプ。あまり出番が無くファスナーの滑りを良くする場合くらいしか使っていない。

 

 
㉑6-66
 水置換性が高いらしい。
 防錆性能はそこそこ良いと思う。ただし「マリーン用」というキャッチコピーほどのインパクトは感じない。

 

 

㉒3-36

 これ、防錆剤と書かれてあるので潤滑性能を謳っているわけではないんだよね。メーカーのHPを見ても浸透力は5-56より高いみたいだけどそれ以外に特化したところが見当たらずほとんど使っていない。

 

 

㉚5-56無香性

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 昨年の秋に購入した5-56無香性。

 通常の5-56より臭いが少ないってのが謳い文句なんだけど、実はもう一つ違うところがある。

 それは何かというと「ゴムやプラスチックにも使用可能」ってこと。

 以前よりロッドのガイドフレーム防錆にはシリコンスプレーを使っていたんだけどプライヤーのサビ取りなども兼ねて今はこちらを使うことが増えています。

 ガイドフレームへの防錆力はAZのシリコンスプレーとあまり変わらない感じ。

 

 ※念のためクレ工業に確認したところ5-56無香性をロッドのガイドやリールの樹脂部分に使用してOKとのこと。ただ、金属への浸透、サビ取り、洗浄効果が不要な方は無溶剤のシリコンスプレーの方がより安心かも。

 

 

 

 

スーパールブ

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www.super-lube.jp

 

㉓多目的グリース

 多目的かつ金属はもちろんのこと、殆どのプラスチックやゴムへ使用可能という謳い文句。

 アマゾンの評価も高かったので購入。

 潤滑性能は問題ないのだけど使用箇所へ他社オイルが少しでも残っていると相性が悪いのか、それともリール内のパーツ素材との相性が悪いのかあっという間に炭みたく真っ黒になるので使うのをやめました。

 

 

㉔多目的潤滑スプレー

 粘度があるためか使用直後はかなりの気泡が混じります。

 他社のサラサラオイルと異なり狭い箇所は内部に入り込むのが遅く、付属のノズルも差したり抜いたりが少し面倒。

 使用後抜いたノズルを留めておくストッパーも無いので毎回テープで留めておくのが面倒くさくなり使わなくなった。

 隙間への浸透ではなく直接吹きかけるような箇所であれば粘度の高さが生かせそう。

 

 

 

 

明邦化学工業 ワコーズ

 

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meihokagaku.co.jp

 

www.wako-chemical.co.jp

 

㉕マルチグリス ゴールド(明邦化学工業)

  安いので購入。

 グリスとしてはかなり柔らかいのであまり使わないけれど、ラインローラーやハンドルノブなど雨水や海水に触れる部分へ通常のオイルを注油するのは流れてしまわないか心配な場合に使っています。

 グリス出口のノズルが細いので狭い場所にもグリスを差しやすい。ただし無くても困らないとえば困らないかな。

 

 

㉖メンテルーブ(ワコーズ)

 100%化学合成油にフッ素樹脂を添加した多目的防錆潤滑スプレー。

 樹脂やゴムへの攻撃性が低い(ただしゼロではない)ということで購入。

 ノズルをワンタッチで装着でき、噴射のボタンも大きくて押しやすい。

 しかもワコーズ製品にしてはかなり安い。

 メンテルーブを買ったことでリールのメンテナンスは他のオイルスプレーをあまり使わなくなりました。

 抜きんでた潤滑性能や耐久性は感じないけれど、かといって短期間で油膜が切れる感じもしないので買って損はしないと思う。

 

 

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スズキ機工

 

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【スズキ機工 HP】

https://www.suzuki-kikoh.com/lsbh/

 

㉗LSベルハンマー ゴールド グリス No.2

 ゴールドではない無印もあるんだけど、念のため上位グレードのゴールドを購入。

 でも、リールだけなら無印で十分かも。

 (≡ΦωΦ≡) 

 

 詳しくは後ほど。

 

 

 

 

㉘LSベルハンマー 原液ボトル

 ベルハンマーはYouTubeで目を疑うような動画がいっぱいアップされているので知っている方もいると思う。

 簡単に言うと潤滑オイルに金属表面改質剤をプラスしたもの?(たぶん)

 メーカーのHPやYouTubeに詳しい説明があるけれど、簡単に言うと金属自体に潤滑性を持たせるらしい。

 なので万が一オイル切れを起こしてドライ状態になっても金属表面が一定量削れるまでは潤滑性が続くんだって。

 

 昔流行ったミリテックワンに似ているのかな?

 

 例えばシーズンの後半などリール内のグリスやオイルやや劣化した状態で大物とのファイトを繰り返すような状況では安心感が増すかもね。

 

 使い方は通常のオイルを同じだけど非常に優れた潤滑性能だけに使用上(使用箇所)の注意がある。

 例えば金属自体が滑るようになるということは一定の摩擦力が必要なローラークラッチには使わないほうがいいかもしれない。

 ※詳細はメーカーHPもご覧ください。

 

 僕は無印とゴールドの両方を購入したけれど、リールに使う分には無印で十分だと感じた。

 オイルの粘度はダイワの純正オイル(ミニボトル)と同じくらいで少しとろみがある感じ。

 

 

㉙LSベルハンマー ゴールド 原液ボトル

 こちらは上位モデル。

 無印だと金属表面の改質が起こる前に高負荷がかかる場合、十分な性能を発揮できないことがあるらしい。

 ゴールドは金属改質までの時間を短縮したので高負荷のかかる場所に向いているとのこと。

 オイルの粘度は無印と同じくらい。

 

 

★NEW★㉜ベルハンマー メタルグリス

 

 

 昨年(2023年)に発売された新製品。

 従来のベルハンマーゴールドグリス、オイルのような金属表面改質を謳ったものではなく、モリブデングリスのように低摩擦の金属粒子を添加することによってグリス自体の潤滑性能を高めたもの。

 

 ※潤滑性能、防水性能はベルハンマーゴールドグリスを凌ぐ

 ※ゴムパーツに使ってもOK

 

 リールのメンテナンスに使う場合、一般的なグリスよりは柔らかいんだけどベルハンマーゴールドグリス(No.2)よりは若干硬いため、どちらかというと巻きの軽さや繊細さが重要視される小型番手よりも、強度や耐久性が重要視される対大物用の大型番手リールの方が相性が良いらしい。

 

 使い方はメインシャフトに付いているスプール受けメインギアピニオンなどの高負荷がかかる部分に塗布してください。

 

 ドラグワッシャーにも使えるらしいんだけど、その場合は今までと同じドラグ値を出すためにドラグノブをやや強めに締める必要が出てくるかもしれないとのこと。

 

 リールのメインギアに使う場合の裏技として、ベルハンマーゴールドを先に塗ってからその上にメタルグリスを重ね塗りすると金属表面改質+潤滑の相乗効果が期待できるらしい。

 

 実際に併用して使ってみたところ潤滑性能は良いんだけど、ルアー操作時や小型~中型青物程度の負荷だとベルハンマーゴールド単体使用時との明確な差は感じられなかった。

 

 逆に短所としてはメタルグリスの色が汚れて見えてしまうこと。

 僕は年に1~2回リール内部をグリスアップしているんだけど、施工中や古いグリスを掃除する際にメタルグリスで手が真っ黒になってしまい、その手で触る工具類も汚れてしまうのが非常に厄介なので残念ながら使用をやめました。

 

 (≡ΦωΦ≡)σ モリブデングリスカッパーグリスを使う時の苦労と全く同じ。グリスをたっぷり塗ったパーツを誤って服の上や畳の上に落とした時はテンションめちゃ下がります

 

 ちなみに自己判断でメインシャフトにも塗ってみたんだけど、塗った直後は良いもののしばらく使っているとグリースに含まれる金属粒子とシャフトが擦れている感触(ザラツキ感)が出始め、日頃のメンテナンスにベルハンマーオイルを注油するとグリスの粘度が大きく下がってしまうせいか症状がさらに悪化。

 このことからメインシャフトとの相性はよろしくないみたい。

 

 大量に残ったメタルグリスをこのまま使わないのは勿体ないので現在は車やバイクの整備に使っています。

 そちらとの相性はすごくいいよ。

 

 また、友人の使っている自転車のチェーンにメタルグリス+ベルハンマーオイルを少量混ぜたものを塗布してみたんだけど、施工から半年近く経っているのに「チェーンがシャリシャリ言わなくなった!」って喜んでいます。

 

 (・ω・)σ 🚴めっちゃいい

 

 

クリンビュー(株式会社イチネンケミカルズ)

 

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クリンビュー 601 K48】

https://www.ichinen-chem.co.jp/business/consumer/cleanview/items/view/60

 

㉛601 K48

 購入のきっかけは地元のホームセンターでたまたまみかけて、テフロン配合なのに安くて量が多いってこと。(480ml)

 ※テフロンを含有した製品は潤滑力はもちろんだけど防錆力にも優れる傾向あり

 ゴム・プラスチックには向かないと思うので釣具メンテナンスというよりは消費量の増えがちな釣りへ行くための足(車、バイクの金属パーツ)の日常メンテナンス、防錆に使用中。

 

 

 

 

現在メインで使っているオイルとグリスはこれ!(使用箇所別)

 

ラインローラー

 ㉖メンテルーブ

 ㉘LSベルハンマー 原液ボトル

 

 本当は混ぜずに一本に絞ったほうがいいんだろうけど気にせず使っています。

 シマノリールやダイワキャタリナのような注油口がある場合は㉖を使い、それ以外は㉘を使うことが多い。

 

 

ハンドルノブ

 ⑩リールガードグリス

 ㉖メンテルーブ

 ㉗LSベルハンマー ゴールドグリス No.2

 ㉘LSベルハンマー 原液ボトル

 

 普段は細いノズル付きの⑩、㉖を使うけれど分解した場合は㉗、㉘を使うことが多い。

 

 

ドラグワッシャー

 ①グリス DG-1(DG12)

 ㉗LSベルハンマー ゴールドグリス No.2(ちょう度2)

 

 今までは①を使っていたんだけどスズキ機工ではベルハンマーのグリスをドラグワッシャーへ使っている方がいるらしい。すごく調子がいいらしいよ。

 ※使用するのはあくまでも自己責任です。

 

 現在試験的に13バイオマスターSW4000XGに使っているんだけど問題無く使えている。

 純正より上とは思わないけれど下とも思わない。

 今後問題がなければメインリールにも使う予定です。

 

 

ローラークラッチ(ワンウェイクラッチ)

 ⑮CMK-002 超極圧・極潤滑オイル

 

 ちょうど良い粘度、注油量の調節がしやすいボトル、狭い箇所でも使いやすいノズルと三拍子揃っている。

 

 シマノ3000番台、ダイワ2000番台などの小型リールのローラークラッチにはこれだと粘度が硬いので④もしくは⑥がおすすめです。

 

 

ドライブギア、ピニオン、メインシャフトなど

 ㉗LSベルハンマー ゴールドグリス No.2

 ㉘LSベルハンマー 原液ボトル

 

 詳細は次にまとめました。

 

 

 

純正グリス、ウレア系グリスからLSベルハンマーに変えた理由

 

 ・今まで使った純正品よりもギアが滑らかに動く。

 ・耐久性、持続性も純正品より上だと感じる。

 ・ゴリ感(ゴロ感)のあるギアに使用した場合ウレア系グリスに匹敵するくらい滑らかになる。しかもウレア系グリスは塗り過ぎると明らかに巻きが重くなるが、ベルハンマーはたっぷり塗ってもほとんど重くならない。

 ・各ギアへのまとわり付き(量)がウレア系グリスよりも多い。

 

 ※今回AZのウレア系グリスとベルハンマーを比較するためにダイワBG4500Hと16キャタリナ5000HのOHを交互に各4回ずつ計8回行いました。

  ブレーキパーツクリーナーを使ってギアとピニオンを洗浄、グリスとオイルを塗布しなおすという作業を延べ9回行いました。

  また、組み立てた後は必ずリールを500回ほど回転させて軽い慣らしを行ってから回転の滑らかさを比較してみました。

 

 (≡ΦωΦ≡;) 非常に疲れたのでしばらくOHはしたくないです。

 

 

 

スズキ機工の社員は自社製品のファンが多い?

 

 ちなみにベルハンマーの前は主にAZを使っていた。

 AZの製品はコスパが良く、ラインナップも多く、どこでも売っているのが魅力。

 

 しかし、釣具への使用方法についてメーカーに相談したところ、

 

 「お客様の購入された製品はほとんどが業務用であり、釣具に使うことを想定していません。また、(一部の製品を除いて)金属製品用の潤滑剤でありプラスチックやゴムに使うと劣化や変質する可能性があります」

 

 と言われた。

 

 また、グリスの硬さ(ちょう度)は基本的に2。

 シャシーグリスだけ例外でちょう度1らしい。ちょう度2は一般的な硬さで、数字が低いほど柔らかい。

 

 また、AZの製品同士でも異なる種類のオイルとグリスが混ざると悪い意味で変質する可能性があるとのこと。

 

 

 対して、スズキ機工の回答はAZとは対照的。

 

 「ウチの社員にも釣り好きが何人かいて、リールのメンテナンスに使っていますよ。ちなみにギアだけでなくドラグのメンテナンスにも使っています」

 

 「LSベルハンマー同士であればオイルとグリスは混ざっても大丈夫です。硬さの異なるNo.0とNo.2の両方を買わなくてもNo.2にオイルを混ぜてお好みの硬さに調整してもいいですよ」

 

 ※LSベルハンマーのNo.0はちょう度0という意味。No.2はちょう度2という意味でNo.0の方がやわらかい。

 

 もちろん純正品ではないので使用する場合は自己責任。

 とはいえ、これはベルハンマー買っちゃうでしょ?

 (≡ΦωΦ≡) ボクハ カイマス

 

 ※AZの回答はオイルやグリスに関する基本的な回答なのでこの点について不服があるわけではなく、AZの製品が粗悪という意味でもありません。むしろ僕にとってはスズキ機工の回答が珍しい。

 

 

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まとめ

 

 ベルハンマーを購入してから半年になるけれど今のところトラブルは全くない。

 YouTubeでやっているような魔法がかったような凄さはまだ感じないけれど、現時点では他の製品に変える気が全くないくらいおすすめです。

 

 自転車や車のメンテナンスにも使う場合は大容量がお得だけど、リールだけなら今回紹介したボトルの大きさ(50ml)で数年使えるんじゃないかな。

 

 インプレがちょっと簡単すぎる気がするけどけど今回はここまで。

 

 (≡ΦωΦ≡)ノシ ダスビダーニャ