■2022/07/19 下の記事にて962M/LSJのベンチマーク測定結果を追加しました。
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(≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。
今回はメジャークラフト クロスライド5Gの速報第2弾です。
- カテゴリー違いと思わせるほどの超軽量ロッド
- まとめと今後の記事について
カテゴリー違いと思わせるほどの超軽量ロッド
先日、僕がいつも見ている釣り系ユーチューバーの方が自身のTwitterで
「某オンラインショップにクロスライド5Gの自重が掲載されている」
とツイートされていました。
実際そのオンラインショップを見たところ確かに自重が掲載されていました。
まずはその自重を紹介します。
クロスライド5Gのスペックと実売価格
※実売価格は僕が確認した一般価格(目安)であり複数店舗を正確に調査したものではなく、最安値という意味でもありません。
【商品紹介】※メーカーHPより
あのクロスライドが
ショアジギング専門にリニューアル。
NEWクロスライド5G デビュー
ショアジギングを極めるべく、遂にリニューアルするクロスライド。 パワーとトルクに重点をおいて新開発された本格ジギングロッドとして蘇ります。
ティップ・ベリー・バットセクションそれぞれに、パワーとトルクを見直した新製法「R360構造」を採用。
最新素材「東レ㈱T1100Gカーボン」 との組み合わせで、軽さと高感度、パワーに優れた究極のブランクに仕上がりました。
ブレを極限まで押さえ込み、一日中キャストとジャークを繰り返すアングラーの肉体的負担を大幅に軽減。
限られたチャンスをものにするために信頼して投げ続けられる本格次世代ロッド「クロスライド5G」が、ショアジギングの世界を一新します。
【LSJシリーズ】
ライトショアジギングの定番的モデルで30~40g前後のジグに対応する「M」モデル。太刀魚・サゴシ・サバ狙いの10~30gのスーパーライトショアジギングに特化した「ML」モデルをラインナップ。
XR5-942ML/LSJ
・全長:9.4ft
・ルアー:15-40g
・PEライン:0.6-1.5号
・アクション:RF
・標準自重:127g
・税込定価:¥25,300円
・実売価格:¥22,770円
XR5-962M/LSJ
・全長:9.6ft
・ルアー:15-50g
・PEライン:0.8-2.0号
・アクション:RF
・標準自重:151g
・税込定価:¥25,850円
・実売価格:¥23,265円
XR5-962M/LSJのロッドの硬さ(ベンチマーク表)はこちらの記事をご覧ください。
XR5-1002M/LSJ
・全長:10.0ft
・ルアー:15-50g
・PEライン:0.8-2.0号
・アクション:RF
・標準自重:155g
・税込定価:¥26,400円
・実売価格:¥23,760円
【Mシリーズ】
ライトショアジギング感覚で使える本格モデル。40g前後のジグやブレード系バイブレーション、ヘビーミノーにも対応。ブリとのファイトを想定したパワフルなバットパワーが特徴。
XR5-962M
・全長:9.6ft
・ルアー:20-60g
・PEライン:1.0-2.5号
・アクション:RF
・標準自重:200g
・税込定価:¥28,600円
・実売価格:¥25,740円
XR5-962Mのロッドの硬さ(ベンチマーク表)はこちらの記事をご覧ください。
【インプレ記事はこちら】
XR5-1002M
・全長:10.0ft
・ルアー:20-60g
・PEライン:1.0-2.5号
・アクション:RF
・標準自重:206g
・税込定価:¥29,150円
・実売価格:¥26,235円
【インプレ記事はこちら】
【MHシリーズ】
堤防や磯からの本格ショアジギングモデル。60g前後のジグの操作性に優れています。ブレード系バイブレーション、ミノーやシンキングペンシルにも対応。小型のダイビングペンシルも操れる柔軟なティップが特徴。
XR5-962MH
・全長:9.6ft
・ルアー:60±20g
・PEライン:1.0-3.0号
・アクション:RF
・標準自重:204g
・税込定価:¥29,150円
・実売価格:¥26,235円
XR5-962MHのロッドの硬さ(ベンチマーク表)はこちらの記事をご覧ください。
XR5-1002MH
・全長:10.0ft
・ルアー:60±20g
・PEライン:1.0-3.0号
・アクション:RF
・標準自重:214g
・税込定価:¥29,700円
・実売価格:¥26,730円
【Hシリーズ】
磯や激しいテトラ帯での本格ショアジギング対応モデル。MHの様な操作性を確保しつつ大物とのファイトで主導権を与えないバットパワーが特徴。ジグからダイビングペンシルまで扱える本格オールラウンドモデル。
XR5-1002H
・全長:10.0ft
・ルアー:80±20g
・PEライン:1.5-3.5号
・アクション:RF
・標準自重:224g
・税込定価:¥30,800円
・実売価格:¥27,720円
【HHシリーズ】
磯からヒラマサや回遊魚を狙えるパワーゲームモデル。強靭なバットパワーはもちろん、大型魚の硬い口にもフッキングできる粘りのあるベリー部が特徴。ダイビングペンシルの操作性に優れた柔軟なティップも併せ持つ本格ロッキーショアゲームモデル。
XR5-1002HH
・全長:10.0ft
・ルアー:100±20g
・PEライン:1.5-4.0号
・アクション:RF
・標準自重:260g
・税込定価:¥33,000円
・実売価格:¥31,900円
これ、ショアジギングロッドではなくシーバス、ヒラスズキロッド並みに軽いんじゃない!?
(≡ΦωΦ≡;)
クロスライド5Gの自重についてメーカーに聞いてみた
あまりに自重が軽いので間違いじゃないか念のためメーカーに問い合わせてみました。
結果から言うと、間違いないそうです。
(≡ΦωΦ≡;) マヂカ
ただ、そうなると以前に聞いたクロスライド5GとN-oneのスペックがほぼ同じという話について疑問が湧く。
前回の問い合わせでメーカーの回答は、
・クロスライド5Gは旧クロスライドの後継ではなく新設計モデル
・クロスライド5Gは破壊強度、使用感共にN-oneとほぼ同じ
・N-oneより若干ティップに張りを持たせた
というものでした。
※詳細は過去の記事をご覧ください。
※他のメジャークラフトロッドの自重についてはこちらの記事をご覧ください。
しかし...
クロスライド5GとN-oneの自重比較 ※2021/03/30 クロスライドの自重追加
NSS-1002LSJ(N-one):229g ※実測値
XR5-1002M/LSJ(クロスライド5G):155g ※標準自重
XRS-1002LSJ(クロスライド):189g ※実測値
NSS-1002H(N-one):298g ※実測値
XR5-1002H(クロスライド5G):224g ※標準自重
XRS-1002H(クロスライド):270g ※実測値
クロスライド5GとN-oneの自重がこれだけ乖離しているにも関わらず両者がほぼ同じって実際にありえるのか?
※チタンガイド搭載のフラッグシップモデルクロスライドと比べてもクロスライド5Gの方が断然軽い
どうしても気になったのでもう一度メーカーに聞いてみたところ、
メジャークラフト:N-oneが最も近いですがクロスライド5Gの方がややシャープになっています
とのこと。
(≡ΦωΦ≡) !?
なんだか前回と比べてクロスライド5GとN-oneの差がちょっぴり開いたように感じたのは気のせい?
そこで今回はね、さらに突っ込んで聞いてみたよ。
※前回の担当者と同じ方かは未確認です。
メジャークラフトのロッドの中ではN-oneが最も近い。しかし...
野良猫アニキ:前回の質問で、「クロスライド5Gは破壊強度、使用感共にN-oneとほぼ同じであり、N-oneとクロスライド5Gを両方買うとほぼ同じロッドが2本に増える」と聞いたけれど、やはりそうなの?
メジャークラフト:破壊強度、使用感共にN-oneが最も近いです。しかし自重・設計(R360構造)・素材(T1100G)が異なり、クロスライド5Gの方がややシャープに感じます。そのため弊社製品の中で比較すればN-oneとほぼ同じですが、全く同じではなく両者を使い比べるとテイストの違いを感じていただけると思います。また、デザインを大きく変えたことによるロッドへの印象もN-oneとは大きく異なると思います。見た目の違いも合わせて是非ご検討ください。
(≡b≧ω≦≡) ナルホド!! ワカリマスタ!!✨ (←思考回路が単純)
ということでした。
まぁ人によって好みの問題や、ロッドに何を求めるのかは微妙に異なるので実物を触ってみるまでハッキリしたことは分からないけどね。
(;≡ΦωΦ≡) デスヨネ...
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クロスライド5Gの自重の秘密が判明!!
クロスライド5Gの自重が軽い理由がわかったよ!
※メーカーからの回答に加え僕の考察(推測)が一部含まれるので間違った所があるかもしれません。間違いに気付いた際はすぐ修正しますが念のためご注意ください。
①東レT1100GカーボンとR360構造の恩恵
今までもメジャークラフトのショアジギングロッドは必要強度を保つために様々な手法を用いてきました。
例えば、
エントリーモデル:ブランク径を太くする。
中堅モデル:クロスフォース、4軸カーボン(2代目トリプルクロス)
上位モデル:クロスフォースとナノアロイ(N-ONE)、クロスフォースプラス(クロスライド)
などがあります。
しかし強度が出せる反面、ブランクを太くしたりブランクの外層を補強(肉増し)することによるロッドの自重増加というデメリットがありました。
これに対してクロスライド5Gは強度に優れるT1100Gカーボンを使用し、さらにロッドのほぼ全体にR360構造を採用することで細身のブランクでありながら外層の補強をしなくとも強度を保つことに成功しました。(メーカー談)
※ちなみに旧クロスライドもR360構造と酷似したブランク設計だったんだって。ただしそれが採用されたのはバット部分の限られた箇所だったらしい。
②ガイドスレッドがシングルラッピング
今までメジャークラフトのショアジギングロッドにおいてガイド取付方法は基本的に、
エントリーモデル:シングルラッピング
中堅モデル以上:ダブルラッピング
でしたが、クロスライド5Gは上位モデルの価格帯でありながらシングルラッピング。
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■2022/09/07
XR5-962M/LSJのガイドを見ている時に気付いたのですが、バットガイドはダブルラッピングでした。
クロスライド5Gの他のモデルでも一部(特にヘビーモデル)のガイドでダブルラッピングになっている可能性があります。
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シングルラッピングとはブランクの上に直接ガイドを乗せ、ガイドフットの上からスレッド(糸)を巻いて固定する方法。
ダブルラッピングとは一旦ブランクの上にスレッドを巻いて土台を作り、その上にガイドを乗せ、ガイドフットの上からもう一度スレッドを巻いて固定する2重のラッピング。
ダブルラッピングの場合ガイドフットが直接ブランクに触れないので負荷がかかった時のブランク保護になりますが、スレッドが2重になる分エポキシ(接着剤)の量も増えます。
ガイド1か所当たりの重量増しはごくわずかでも全てのガイドがダブルラッピングだとロッドの自重にも影響してしまう。
(クロスライド5Gがシングルラッピングであることはメーカーにも確認済)
ちなみにクロスライド5Gはロッドに負荷がかかると破損しやすいの?
という疑問が湧くけれど、ブランク自体が強化されているのでシングルラッピングでも問題ないとメーカーが判断した可能性はある。
(真相はわかりません)
また、僕の経験上の話なんだけどロッドが折れる時って(シングルラッピング、ダブルラッピングに関係なく)ファイト時にロッドを立て過ぎたことによるティップの破損やジョイント部分の破断がほとんどなんだよね(笑)
なので通常のショアジギングであれば余程でない限りシングルラッピングによるロッド破損の心配はいらないのかもしれない。
余談だけどダブルラッピングって手間(=コスト)がかかるのでシングルラッピングにしたことでクロスライド5Gの価格が抑えられた可能性もあるね。
③962M/LSJと1002M/LSJのティップセクションはシングルフットガイド
従来のLSJモデル(MAXルアーウエイト≒50g)はオールダブルフットガイドだったがクロスライド5GのLSJモデル(XR5-962M/LSJとXR5-1002M/LSJ)はティップセクションのガイドをシングルフットへ変更した。
これらのことによりクロスライド5Gは非常に軽量なロッドに仕上がったと考えられます。
クロスライド5G XR5-1002HHの発売は大幅に遅延発生
一番興味があるロッドなので事情を聞いてみたところ、XR5-1002HHはコロナの影響で製造が大幅に遅れており発売時期は夏ごろを予定しているんだって。未定とのこと。
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■2021/12/15
一部のオンラインショップで発見しました!
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個人的な意見としては軽量化に振るのではなくガチなロッドにして欲しいんだけど、クロスライド5Gシリーズはどちらかと言えばN-oneのような細身のブランクらしい。
ただし飾り気を廃した質実剛健なデザインであり、雰囲気はN-oneよりもロックショアロッドっぽいらしいよ。
(≡ΦωΦ≡) ✨キラーン!!
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まとめと今後の記事について
今回は短い記事だけど新しい情報を速報第二弾としてアップしました。
XR5-1002HHの発売が遅れるのは残念だけど、僕にとってはお金を貯める時間ができてちょうど良かったのかもしれない。
正直なところグランデージ アトラスはちょっと手が出ないからねw
今後の記事ですが、久しぶりに釣りに行ってきます。
釣れなかったら...記事は書かないかもしれませんが...(釣れなくても書こうかなぁ...)
今日はここまで。
(≡ΦωΦ≡)ノシ ダスビダーニャ