(≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。
最近釣行回数が少ないのと、たまに海に行っても魚が釣れないので釣果報告記事やインプレ記事が書けていませんでした。
このままでは5月の記事がゼロになってしまうので現在メインで使っているリール、ダイワBGについてショアジギング、ロックショアで使用した結果、状況を報告したいと思います。
ダイワBGの検証期間および釣果など
最初に現在使用しているダイワ BGの種類と使用期間、主な釣果、メンテナンス箇所や不具合発生箇所です。
●使用機種:ダイワ BG 4500ノーマルギア
※スプールは5000番に変更。ハイギアも持っているけれどほとんど使用せず。
●使用期間:2020年1月~2022年5月現在
●釣果:ブリ91cm×1
ブリ80cm~×4
ハマチ70cm~×4
ハマチ60cm~×8
ヤズ50cm~×8
ヤズ40cm~×13
シイラ84cm×1
ネイリ(カンパチ)58cm×1
ヒラスズキ48cm×1
マダイ30cm×1
ヨコスジフエダイ33cm×1
ダツ105cm×1
カサゴ25cm×1
エソ×少々
合計45匹+α
●改造:①純正→ハンドルノブ交換(ゴメクサス)
②ラインローラーベアリングのBB化
③アームレバーシャフト、アームレバーSPをキャタリナ用へ交換
※リールの改造については過去の記事をご覧ください。
●メンテナンス:④ドラグワッシャーの洗浄とグリス塗布(1回/年)
⑤ラインローラーBBへ注油(釣行2回に1回)
⑥アームレバー内各パーツの注油とグリスアップ(2~3回/年)
⑦ワンウェイクラッチの洗浄と注油(1回/年)
⑧メインギア、ピニオンの洗浄とグリスアップ(1~2回/年)
⑨スプール、ボディ内各ベアリングへ注油(1回/年)
⑩ハンドルシャフト、ノブベアリングへ注油(3~4回/年)
⑪その他金属パーツの注油(1~2回/年)
※メンテナンスの箇所、内容は自己判断です。メーカー推奨ではありません。
※⑦ワンウェイクラッチへの注油は柔らかめオイルを少量にとどめないと不具合を起こす可能性があるので自己責任でお願いします。
●不具合発生箇所:オシレーティング(スプールを前後に往復させる)機構に極わずかなカタ付きあり
ベイル下がり
※パーツ交換せずリペアで対処。詳細は記事の後半で
ダイワBGを2年半使った結果、実釣不可能になるトラブルは一度もありませんでした。
メインギアに関してもわずかな劣化は感じるもののかなり滑らかに回ります。
オシレーティング機構のガタ付きは極わずかで実釣には影響しなさそうなのでそのままにします。
ベイル下がりも実釣では不具合を感じずこのままでも使えなくなさそうですがこの際修理してみようかな。
(≡ΦωΦ≡) お金はないけど時間と道具はあるからね♪
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ダイワリール エントリーモデルの持病!?ベイル下がりを補修してみた!
ベイル下がりの状態はこの通り。
原因はおそらく分解図内の赤丸を付けてた17番(ローター)と26番(アームレバー)の接触箇所が使用している間に押し潰されたためだと思います。
(≡ΦωΦ≡) たぶん
ちなみに高価なパーツでは無いので手っ取り早く済ませたい方は17番(1,870円)と26番(660円)を取り寄せて交換すれば簡単に直るよ。
今回使用した道具
プロクソン ミニルーター ※僕が使っているのは古いモデルです
ルータービット
ドライバーセット(ANEX)
J-Bウェルド 強力タイプ
カッター(鋭角タイプ)
タミヤ 調色スティック
パーツクリーナー(プラスチックに使用可能なもの)
ベルハンマー グリス
爪楊枝
綿棒
これらの道具はリールのメンテナンス以外にも車やバイクパーツのちょっとした修理にも使えるよ。
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作業内容
①分解図の30番(ベイル)と26番(アームレバー)を外します。
※ネジ2本で外せるよ。
②作業しやすいようアームレバーシャフト、アームレバースプリング(22~24番)も外します。
※外す時スプリングの勢いでパーツが飛んで行かないよう注意してください。
③ローター(17番)側の補修箇所周辺に付着しているオイルやグリスをパーツクリーナーとウエス、綿棒などを使ってキレイに拭き取ります。
※下の画像は拭き取り前の状態です。
④下地作りのため補修箇所(下の画像の赤い矢印部分)をルーターでほんの少しキズを付けます。
⑤今回カサ増しに使用するのはJ-Bウェルドという高強度な2液性エポキシ樹脂です。
タミヤの調色スティックもしくは爪楊枝などを使ってJ-Bウェルドを少し多めに盛り、硬化のため6時間以上置きます。
ちなみに僕は厚さ1mmくらい盛りました。
⑥J-Bウェルドを十分硬化させたらルーターを使って研磨します。
少し研磨したら組み立ててベイルの角度を確認というのを何度か繰り返します。
⑦ルーター研磨だけでキレイに仕上げられる方はよいですが、僕は不器用なのである程度削ったら仕上げは刃の角度が鋭角なカッターを使って表面が平らになるようカットします。
硬化したJ-Bウェルドは結構硬く、しかも狭い箇所なので通常のカッターでは難しいと思うよ。
⑧研磨作業が終わったら削りカスをパーツクリーナーでキレイに流し、可動部分や軸受け部分、25番のパーツ(アームレバーSCカラー)にグリスを薄く塗って、元通りに組み立てたら修理完了です。
作業時間は準備を含めて2時間くらい。
※J-Bウェルドの硬化時間を除く。僕の場合はブログ用の撮影も含むので実際はもう少しかかりました。
記事を書いてて思ったんだけど、作業中の画像をもう少し撮っておくべきだったかな💦
(≡ΦωΦ≡;) 文字だけだとわかりにくい...
研磨作業後の画像がこれ。
今回の作業により上の画像の赤い矢印の所の厚みが0.6~0.7mmくらい増加しました。
アームレバー側(下の画像)はそのまま何もせず。
で、元通りに組み立てたのが下の画像。
若干ベイルを上げ過ぎたのでもう少し研磨してもよかったんだけど、使っているうちにまた下がる可能性もあるのでしばらくこの状態で使おうと思います。
ちなみにBGは分解図内で赤いアンダーラインを引いた25番のパーツ(アームレバーSCカラー)があることで軸受け部分の摩耗がほとんど発生していないようでした。
このパーツが無い時代の13ブラストや11カルディアは軸や軸受けが摩耗することでさらにベイル下がりやガタが発生していたのでシンプルながらすごいパーツだと思います。
※キャタリナなどザイオンローターの機種はこのパーツが無くてもあまり摩耗しないみたいだけどね。
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ダイワBGはおすすめか?
BGを2年半使った上で僕が感じた長所と短所を言います。
【長所】
・定期的なメンテナンスは必要だと思うが今のところ目立った故障が発生しておらず、1万円前半で購入できることを考えればコスパは高い。
・低価格の割にボディの剛性感は高い。
・ダイワリールとしては珍しく純正パーツのほとんどが取り寄せできる。
※BGより上位のモデルは取り寄せできないパーツが多くなります。
・パーツ単価が比較的安い。
・マグシールドが無く、内部構造も比較的シンプルなので素人でもメンテナンスしやすい。
【短所】
・好みの問題もあるが純正ハンドルノブは使いにくく、交換するにも加工が必要なので手間がかかる。
・セパレート且つ差込式のハンドルは折りたためて収納しやすいが、剛性感が低い。
※あくまでも剛性感の話であり実際の剛性が低いかは壊れたことが無いのでわかりません。逆にねじ込み式のハンドルは剛性感があるものの高負荷時にネジ山をナメてしまうこともあるので特に低価格帯のリールは注意が必要です。
・4500ノーマルギアに5000Hスプールの組み合わせが非常に使いやすくて使っているが、メーカーのラインナップに5000番ノーマルギアが無いためスプールを別途購入しなければならず、実質2万円近くになってしまう。
・ラインローラーはBB化しないと2kg程度の低いドラグ値でも回らなくなる。
※DIYだと1,000円くらいでBB化できます。
【その他】
今のところドラグ5kg~6kgで地磯のブリ、小型カンパチを釣るには問題無いがドラグ7kg以上で中型以上のカンパチをガチで止められるかは未経験のためわからない。
※ドラグ5~6kgで今のところ危なげなく使えているのでおそらく7kg~8kgも大丈夫だと思います。ただし長時間に及ぶファイトの場合ドラグや各パーツがどこまで耐えるのか分かりません。
【結論】
以上のことを踏まえるとショアジギングをこれからは始めようとする方、堤防はもちろんのこと地磯で中型~メーターまでのブリを釣りたい方、中型以上のカンパチを釣る場合はドラグ6kg以内で足りるならばお勧めです。
ただし、ハンドルは交換した方がいいかも。
それとラインローラーのカラーもBB化しておくほうが安心です。
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今後の記事について
最後まで読んでいただきありがとうございます。
最近地味に忙しくてあまり釣りに行っていません。
たまに空き時間を使って近場に釣りに行ってもボウズ続きで記事にできませんでした。
なんとか梅雨入り前に地磯釣行をしたいと思っています。
もし、残念な釣果になってもタックル関連の記事を書こうと思っています。新規開拓、偵察釣行に的を絞ったタックル紹介記事でも書こうかなぁ...
※いずれにしても記事が書けるのは早くて6月の月初ですが。
良かったら時間のある時に読んでください。
今日はここまで。
(≡ΦωΦ≡)ノシ マタネー