(≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。
今回はオフショア キャスティングロッドの21グラップラー タイプCのスペック紹介と実際にS80M-3とS82MH-3を地磯で使ってみた感想です。
※この記事を書く現時点オフショアキャスティングは未経験です。
じゃ、早速行ってみよ!(≡ΦωΦ≡)/
商品紹介
【メーカーHPより抜粋】
ミドルクラスの常識を覆す型破りのスペック。3ピースモデルも加わった次世代スタンダード。
多彩なオフショアゲームに挑むアングラーに捧げる次世代のスタンダードロッド。
日本国内の魚はもちろん、世界各地の大物を相手にテストを繰り返して誕生したラインナップはまさに世界基準。
スタイルに合わせてジギング、スロー系ジギング、ライトジギング、キャスティングの4タイプを網羅しています。
ブランクスには軽さと強度を両立する基本構造スパイラルXと、ネジリ剛性を高めてブレやパワーロスを抑える強化構造ハイパワーXを搭載し、パフォーマンスが飛躍的に向上。
あらゆるシーンでミドルクラスの概念を打ち破る高いパフォーマンスを発揮します。
2021年はタイプJとタイプCに待望の3ピースモデルが新登場。
近海・遠征を問わず、その実力と破格のコストパフォーマンスを体感してほしい。
【適合一覧】
【特徴】
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ラインナップ・スペック紹介
【メーカーHPより】
※リールシート位置(シマノ公表値):ダウンロックは竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。
※最大ドラグは糸に対する張力の値です。記載した値や角度を超えたり、ドラグスピードが著しく速い場合は破損の原因になりますことを、ご留意お願いいたします。
※適合ルアーウェイトや適合ラインは目安です。ルアーの形状やキャストの方法によって抵抗が変わるので、適合値は増減します。またこれは強度を示すものではありません。
S80M-3
・全長:8ft
・自重:239g
・継数:3本
・適合ルアーウェイト(Plug):MAX100g
・最大ドラグ:8kg/45°
・適合ライン(PE):MAX5号
・ガイドサイズ:10-10-10-12-16-20-30
・フロントグリップ長:27.4cm
・リールシート位置:41cm
・リール取付位置:42.7cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約35.2cm
・仕舞寸法:87.5cm
・竿尻:EVA
①ティップ:16.6cm
②バット:3.41cm
ベンチマーク座標:8-K
S82MH-3
・全長:8.2ft
・自重:332g
・継数:3本
・適合ルアーウェイト(Plug):MAX120g
・最大ドラグ:10kg/45°
・適合ライン(PE):MAX6号
・ガイドサイズ:12-12-12-16-20-25-40
・フロントグリップ長:29.7cm
・リールシート位置:45cm
・リール取付位置:47cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約26cm
・仕舞寸法:89cm
・竿尻:ラバー
①ティップ:13.9cm
②バット:2.64cm
ベンチマーク座標:11-M
S82H-3
・全長:8.2ft
・自重:350g
・継数:3本
・適合ルアーウェイト(Plug):MAX150g
・最大ドラグ:12kg/45°
・適合ライン(PE):MAX8号
・ガイドサイズ:12-12-12-16-20-25-40
・フロントグリップ長:-cm
・リールシート位置:45cm
・リール取付位置:-cm
・重量バランス:-cm
・仕舞寸法:89cm
・竿尻:ラバー
S82XH-3
・全長:8.2ft
・自重:362g
・継数:3本
・適合ルアーウェイト(Plug):MAX180g
・最大ドラグ:14kg/45°
・適合ライン(PE):MAX10号
・ガイドサイズ:12-12-12-16-20-25-40
・フロントグリップ長:-cm
・リールシート位置:45cm
・リール取付位置:-cm
・重量バランス:-cm
・仕舞寸法:89cm
・竿尻:ラバー
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ベンチマーク(表)
お待たせしましたベンチマークテスト。
(≡ΦωΦ≡) ドキドキ ワクワク♪
ベンチマークテストの説明
ベンチマークテストというとパソコンのCPUやGPU、オンラインゲームの動作チェックでよく聞く単語だと思いますがロッドの硬さを測定し比較するという観点から当ブログ内でもベンチマークテストと呼ぶことにしました。
※元々は測量で使われる言葉らしい。
ベンチマークの具体的な測定方法は以下の通り。
【測定方法】
1、ロッドの先端①に300gのウエイトを直接ぶら下げた場合、Aの部分が何センチ曲がるかを測定。
2、バット部分②に5000gのウエイトを直接ぶら下げた場合、Bの部分が何センチ曲がるかを測定。
通常のベントカーブはロッドを全体の曲がり方を言いますが、それだと数値化したときにティップとバットを個々に比較しづらいため2つのセクションに分けました。
ベリー部分の硬さを測定しないため正確性に欠けるのでは?というご意見があるかもしれませんが実際にこの測定で近い数値が出たロッド同士を何本か実釣で比較したところ、キャストフィールや操作性が比較的近いと感じたため現時点ではこの方法を採用します。
ティップセクションに関しては仮に同じ数値でも調子が大きく異なったり、ガイド数、ガイド重量が大きく異なる場合はロッドの操作性や印象が異なる場合があります。
特にロッドの全長、リール取付位置が大きく異なるロッド同士はベンチマークの数値が同じでもキャストフィールや操作感が大きく異なります。
【ベンチマークテストに関する注意点】
このベンチマークテストは素人のブログ主が趣味の一環で行ったものです。
測定に関する専門知識はなく、DIYで制作した簡易な装置を使っての測定のため数値に誤差が生じる可能性があります。
また、使用したロッドのほとんどが中古品であるため新品時とは異なる可能性があります。
ベンチマークテストの測定結果、数値は予告なく修正・変更する場合があります。
使用ソフトは2021/02までイラストレーター、2021/03以降はインクスケープを使用しており、新旧の表を見比べる場合は注意事項があります。詳細は下の記事をご覧ください。
やっと完成!新しいベンチマークテスト表についてお知らせ - 野良猫アニキの自由研究
【ベンチマークテストの目的】
測定したのはロッドの「硬さ」であり、「パワー」とは異なります。
一般的にロッドのパワーとはロッドが曲がることによって発生する反発力のこと。
対してロッドの硬さとは負荷に対して曲がらず真っすぐでいようとする抵抗力のようなものです。
魚を寄せたり浮かせるために必要なのはパワーと言われていますが、硬さを測定することはキャストフィールやルアーの操作感を比較・予想するのに役立つと思っています。
ただしベンチマークの数値が近いロッド同士でも調子の違い、ガイド、重量、ロッド素材の持つ復元スピードの違いにより実際の操作感が異なるケースがあります。
測定結果
※縦軸のアルファベットと横軸の数字は表内で位置(座標)を把握しやすくするために打ったナンバーです。
↑ 毎度のことながら文字が小さくてすみません。
(≡ΦωΦ≡;)
特にスマホの方は申し訳ありませんが、画像を拡大(タップ)して見てください。
なにぶんキャスティングロッドの測定データが少ないのですが、過去の記事で紹介したテイルウォークのスプリントスティックSSDと、現時点では検証記事を書く予定の無いタカミヤのCTGR2 HIRAMASA 83Mの測定結果もせっかくなので入れてみました。
21グラップラータイプCはどんなロッド?
大物にも対応できる本格的なキャスティングロッド且つ携帯性に優れた3ピースでありながらすごくリーズナブルな価格設定。
実際使用したのはS80M-3とS82MH-3だけど2本とも作りがしっかりしていて安心して使えました。
キャスティングロッドの使用経験が凄く浅いのでショアジギロッドとの比較になってしまうけれど、フロントグリップの長さや握りやすさはコルトスナイパーBBやXRより断然好き。
スクリューロックジョイント非搭載だけど実釣中ジョイントが緩むことも抜けにくくなることもありませんでした。
ガイドリングの材質はトップがSiC、それ以外はアルコナイト。
これは価格を抑えるための選択だと思うけれど僕が使った範囲で問題は全く感じませんでした。
ちなみにS80M-3のリール取付位置はやや下方だけれどロッドが短いため重いルアーのキャストでも楽でした。
S80M-3の竿尻だけがEVAなのがちょっと残念だったかな。
実際の釣行(S80M-3)については↓こちらをご覧ください。
21グラップラータイプC 3ピースを地磯で使うメリットとデメリット
以前、テイルウォークのスプリントスティックSSDを使った時に感想、長所と短所を書きましたが、グラップラータイプCの場合もほぼ同じでした。
↓過去の記事はこちら
【良いところ】
・ロッドが短いので長時間重いルアーを操作しても疲れにくい。※時化、足場が高いなど悪条件下での使用は必ずしも楽とは言えない
・ロッドが短く、同パワーのショアジギングロッドに比べると張りが強いため魚がヒットした時合わせを入れやすい。
・ロッドが短いのでブリを掛けても体力的に楽。
・ロッドが短いのでキャスト時、ティップやガイドにラインが絡まっても素早く解除しやすい。その結果キャストしたルアー(特にジグ)が根掛かりする前に回収できることが多い。
・ロッドが短いためランディング時にリーダーを掴みやすい。
・取り回しが良く、あらゆる方向にキャストしやすい。アングラーの後ろに壁があるなど、ロッドを大きくスイングできない場所でのキャストは通常のショアジギングロッドよりルアーを飛ばせることもある。
・ロッドが短いため小刻みなルアー操作がやりやすい。
・仕舞寸法が小さいためバッグや背負子に縛っておけば地磯歩きの際両手がフリーになる。
【良くないところ】
・一般的なショアジギングロッドより圧倒的に短いロッドにルアーを飛ばすための反発力を持たせてある構造上ロッドが曲がった後の復元スピードが早く、その分キャスト時のリリースタイミングも早いので慣れが必要。
・慣れれば意外とルアーの飛距離が出せるものの最大飛距離はショアジギングロッドに及ばない。
・風が強く足場の高い場所の場合、ルアーキャスト後の糸ふけを取ったり、ルアー操作時の糸ふけ作りが難しい。そのため悪条件化でのルアー操作はいつも以上に神経を使う。
・魚を足元まで寄せた後、ランディング時などにリーチが短いため魚とアングラーの間に距離がある場合は魚の誘導が難しい。
・ロッドが短い分衝撃吸収性はやや下がる。そのためライン強度に余裕が無い場合やフックが小さい場合はラインブレイクやフックの破断、魚の身切れの心配が増える。
・大型の魚を相手にするのは楽だが小型の魚を掛けた場合はロッドがあまり曲がらないのでサイズの割に重く感じる。
21グラップラータイプ タイプCをショアで使うならワンランク低めのパワーを選ぶ方が無難!?
ショアジギングロッド選びでは自分が使うルアーが仮に60~100gだった場合、適合ルアーウェイトMAX120gくらいのロッドを選ぶこがよくあると思うんだけど、仮に同じ条件でグラップラー タイプCを選ぶ場合はS80M-3(MAX100g)にしておくほうが無難。
と言うのも、今までのロッド選びのように余裕を持ってワンランク上のパワーを選んでしまうと軽めのルアーを扱う時に苦労するからです。
実のところ最初に僕が購入したのはS82MH-3だったのですが、使用するルアー(60~120gのジグ、50~80gのプラグ)の中で軽めの物を使うにあたりロッドの張りが強すぎたのでS80M-3を買い直しました。
※メーカー曰くS80M-3の適合ルアーウエイトはMAX100gですが、これはプラグを想定した場合であり、ジグであれば120gもOKとのこと。
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まとめ
あくまでも地磯で使うことを前提とした場合、ルアーのキャスト、操作においては一般的なショアジギングロッドよりも集中力が必要と考えた方が良いと思います。
本来は船のデッキで体重移動且つスイングの幅を利かせてキャストするために設計されたロッドだから仕方ないのかもね。
(;≡ΦωΦ)c/◠...。コロコロコロ Σ゚メメメ< ?
ただ、体力的に厳しいヘビールアーを使う場合や大物を掛けた時のファイトはすごく楽だと思います。
※大物と言えるか分からないけれど80cm代のブリを相手にするのはメチャクチャ楽でした。
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今後の記事について
記事に対する需要の有無はともかく個人的にはすごく書きたかったキャスティングロッド検証記事。
いかんせん、ロッド性能を生かせるだけの大物と出会えていないのが残念です。
ちなみに検証を始めた目的はカンパチリベンジのためなんだけど、考えてみたら地磯カンパチにコテンパンに叩きのめされた2019年の釣行から4年も経つのかあ。
(;≡ΦωΦ≡) 時が経つのが早すぎる...
今年こそはカンパチ(少なくとも70cm以上)と勝負したいです。
次回は今年最初の釣行の記事を書くか、引き続きタックル関連の記事を書くか決まっていませんが、先月から書き始めた下書きがあるので遅くとも来週中にはアップできると思います。
(≡ΦωΦ≡) たぶん
また時間のある時に是非読んでください。
あ、そうそう!
1つ言い忘れていましたが、オリムピック グラファイトリーダー 19リモート GORMS-1003MHの検証結果について。
すごくいいロッドだったのですが新記事としてアップするほどのボリュームではなかったため過去記事への追記としました。
こちらもご興味あったら是非読んでください。
今日はここまで!
(≡ΦωΦ≡)ノシ マタネー