■2023/08/19 パーツ価格修正、メインギアについて追記
(≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。
今回はもうすぐ発売になるダイワ 23BG SW(BGのモデルチェンジ)について僕なりに気になる点、旧モデルから何が変わったのか等メーカーに聞いた話をお伝えします。
発売前ということもありメーカーから開示不可能と言われた所があったり、実機を触っていないのはもちろん分解図もまだ公開されていないので記事の後半は推測の部分が多いですが、検討している方はよかったら参考の1つにしてください。
じゃ、早速行ってみよ!(≡ΦωΦ≡)/
- 23BG SWの商品紹介とラインナップ
- 主な特徴、技術特性
- 23BG SWは買いか!?
- 23BG SWは兄貴分の18ブラストLTとほぼ同じ性能に!?
- ★追記あり★旧BGと23BG SWは共通パーツが多いのでは!?
- まとめと今後の記事について
23BG SWの商品紹介とラインナップ
<ダイワリール表記>
・S:シャロースプール、D:ディープスプール
・C:コンパクトボディ
・P:パワーギア、H:ハイギア、XH:エクストラハイギア
4000D-CXH (コンパクトボディ)
PE1号 - 1.5号程度を使用するライトショアジギングやLJロッドを使用したライトなオフショアジギングゲームに特にオススメ。
人気のボートからのサワラゲームにも好適。
・自重:285g
・最大ドラグ力:12kg
・ギア比:6.2
・ハンドル1回転最大巻上長:99cm
・PE糸巻量(号-m):1.5-430、2-300
・ハンドル長さ:60mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):パワーライトノブ-L
・本体価格:¥19,400円
5000D-CXH (コンパクトボディ)
ライトショアジギングにおける「定番」5000D-CXH。
PE1.5号 - PE2号程度を使用するショア青物キャスティングゲームに特にオススメ。
人気のボートからのサワラゲームにも好適。
・自重:290g
・最大ドラグ力:12kg
・ギア比:6.2
・ハンドル1回転最大巻上長:105cm
・PE糸巻量(号-m):2-350、2.5-300
・ハンドル長さ:60mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):パワーライトノブ-L
・本体価格:¥19,400円
6000D-P (旧4000番相当)
PE2号 - 3号を使用するショアジギング、オフショアジギング&キャスティングゲームに。
パワーと軽快さを両立したアイテムであり、5kg前後までの青物狙いに最適。
・自重:385g
・最大ドラグ力:12kg
・ギア比:4.9
・ハンドル1回転最大巻上長:86cm
・PE糸巻量(号-m):3-300、4-220
・ハンドル長さ:65mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):パワーライトノブ-L
・本体価格:¥20,700円
6000D-H (旧4000番相当)
PE2号 - 3号を使用するショア青物キャスティングゲーム、オフショアジギング&キャスティングゲームに。
パワーと軽快さを両立したアイテムであり、5kg前後までの青物狙いに最適。不意の10kg級の青物にも十分対応する。
・自重:385g
・最大ドラグ力:12kg
・ギア比:5.7
・ハンドル1回転最大巻上長:101cm
・PE糸巻量(号-m):3-300、4-220
・ハンドル長さ:65mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):パワーライトノブ-L
・本体価格:¥20,700円
8000-P (旧4500-5000番相当)
PE3号 - 4号を使用するオフショアジギングゲームに最適。
トルクフルな巻き上げ力を備えるアイテム。
水深が50mを超えるようなバーチカル・ドテラ流しでのジギングでの青物狙いにはこちらがオススメ。
・自重:605g
・最大ドラグ力:15kg
・ギア比:4.9
・ハンドル1回転最大巻上長:94cm
・PE糸巻量(号-m):3-400、4-300
・ハンドル長さ:75mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):EVA大型ラウンドノブ
・本体価格:¥23,300円
8000-H (旧4500-5000番相当)
PE3号 - 4号を使用するショアジギングやオフショアジギング&キャスティングゲームに。
1台のリールを青物狙いでオールマイティーに使いたいアングラーにはこちらのアイテムが特にオススメ。
・自重:605g
・最大ドラグ力:15kg
・ギア比:5.7
・ハンドル1回転最大巻上長:110cm
・PE糸巻量(号-m):3-400、4-300
・ハンドル長さ:75mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):EVA大型ラウンドノブ
・本体価格:¥23,300円
10000-H (旧4500-5000番相当)
PE4号 - 5号を使用するショア青物キャスティングゲーム、オフショアキャスティングゲームに。
PE5-300mという余裕のラインキャパから、20kgアベレージの相模湾キハダゲームにもオススメの一台。
・自重:620g
・最大ドラグ力:15kg
・ギア比:5.7
・ハンドル1回転最大巻上長:121cm
・PE糸巻量(号-m):4-400、5-300
・ハンドル長さ:75mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):EVA大型ラウンドノブ
・本体価格:¥23,300円
14000-H (旧4500-5000番相当)
PE5号 - 6号を使用するトップウォータープラグを使用するショア青物キャスティングゲーム、20kg - 30kgクラスのマグロや10kgオーバーの青物までを視野に入れたオフショアキャスティングゲームにオススメ。
・自重:620g
・最大ドラグ力:15kg
・ギア比:5.7
・ハンドル1回転最大巻上長:122cm
・PE糸巻量(号-m):5-400、6-300
・ハンドル長さ:75mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):EVA大型ラウンドノブ
・本体価格:¥24,600円
18000 (旧6500番相当)
PE6号 - 8号を使用するオフショアキャスティングゲームにオススメの一台。
30kgクラスのマグロや10kgオーバーのヒラマサキャッチを目標とするアングラーにオススメの一台。
・自重:820g
・最大ドラグ力:20kg
・ギア比:5.3
・ハンドル1回転最大巻上長:125cm
・PE糸巻量(号-m):6-400、8-300
・ハンドル長さ:85mm
・ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
・ハンドルノブ(形状-サイズ):EVA大型ラウンドノブ
・本体価格:¥28,500円
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主な特徴、技術特性
次に23BG SWの主な特徴や技術特性、旧BGとどこが変わったのかをお話しします。
旧モデル(16BG)と変わらない、もしくはほぼ同じところ
●フルメタルボディ
※旧BGの説明には「スーパーメタルボディ」と書かれてあります。
●エアローター
※ローター素材も新旧共にDS4で変更無し。
●ATD(オートマチックドラグシステム)
ATD自体は基本的に変更無し。
ただしドラグノブがかなり大型化され、回しやすくなったことから機械的意味でドラグ値を上げやすくなったとのこと。
カタログスペック上の最大ドラグ値が上がったのもこれが理由らしい。
※裏を返せば旧BGでも思いっきりドラグノブを締めれば23BG SW並みにドラグ値は上がるということ。まぁ、これについては心当たりがあるけどねw
ドラグ値は上げやすくなってもそれを受け止めるシャフト、ボディの強度は基本的に変更無し。
もともと旧BGの時からボディや各パーツの強度に十分なマージンがあるため問題無いらしいのだけれど、やはりMAXドラグ値を常用するのはリール寿命に影響するので注意してほしいとのこと。
(≡ΦωΦ≡)σ それじゃあノブを含めドラグの構成パーツが旧BGとほぼ同じ16ブラスト4500-5000番のカタログ上のドラグ値が15kg(23BG SWと同じ)だったのはなぜ?という点には触れないでおきましたw
●下巻目安ライン
●マニュアルリターン
※マニュアルリターンは8000~18000のみ。4000~6000はオートリターン。
※旧モデルは4500~5000がマニュアルリターン。3500~4000はオートリターン。
旧モデル(16BG)からの変更点
●ねじ込みハンドル
●タフデジギア
※旧モデルはデジギアⅡ。
●LC-ABS
簡単に言うとライントラブルを防ぐためスプールエッジ付近の形状変更。
これによって若干のルアー飛距離アップにもつながるらしい。
●パーフェクトラインストッパー
従来のストッパーに比べ細糸から太いとまで簡単に留めやすくなった。
※4000~6000のみ。8000~18000はラインストッパー無し。
※旧BGは全機種通常のラインストッパー搭載。
●パワーライトノブL・EVA大型ラウンドノブ
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23BG SWは買いか!?
カタログスペック、メーカーから聞いた話と自分の過去の経験から23BG SWの良いところ、良くないかも?なところをピックアップしました。
23BG SWの良いところ(暫定) ※追記あり
①旧BGの良かったところが引き継がれている。
・昨今のダイワリールには珍しくパーツの大部分が取り寄せ可能。(注文可能になるのは早くて本体発売の翌月かららしい)
・マグシールド非搭載のため防水性は向上しない代わりにメンテナンス性が高い
・フルメタルボディ
②旧BGの弱点の一部が改善されている
・ハンドルがねじ込み式に変わった
・マシンカットハンドルによる剛性感アップ
・交換可能なハンドルノブ
③デジギアⅡ→タフデジギアへ進化
・ただし素材は亜鉛ダイカストのまま変更無し。ギアサイズの変更有無は現時点メーカーから開示不可能と言われました。
■2023/08/19 23 BG SW 14000-Hを分解したところ16BG 4500-5000番のメインギアと全く同じサイズでした。
④スプール番手のラインナップが増えたことによりハンドル1回転の巻上げ量の選択肢も増えた。
※8000-Pを購入して14000-Hのスプールに交換、もしくは14000-Hのギアをパワーギアに換装することでハンドル1回転の巻上げ量が105cmになるんだけど、ジグとプラグ両方使う方には個人的におすすめです。
23BG SWの良くないところ(暫定)
①10000番、14000番のパワーギアもラインナップに加えて欲しかった。
14000番のパワーギアがあればハンドル1回転の巻上量が105cmになり、個人的はすごく欲しいスペックなのになぁ。
②ダイワリールの持病!?かもしれないベイル下がりの改善策が取られた様子は無く、そもそもダイワがベイル下がり対策に前向きなのかも不明。
③海外では既にMQボディ(モノコックボディ)モデルが販売されている。
・海外ではBG SWの後継であるBG MQが販売されているみたい。BG MQの日本版はカルディアSW(MQ)ではないか?というウワサもあるけれど実際どうなんだろうね。
④(仕方ないことだが)若干値上がりした。
上位モデルのカルディアSW(MQボディ)との実売価格差が1万円切ってるんだよねぇ...
⑤少なくなったBB数。
今回のモデルチェンジでスプールメタル部のBB1個が無くなったらしい。とはいえ上位機種ですら付いていないケースもあるのでそれほど気にはしていないけれど、ラインローラーのBBは入れてほしいなぁ。
※ちなみにモデルチェンジでBBが1個減ったのはライバルの21スフェロスSWもだったりするw
⑥ハンドル周りは確実に進化したものの、リール内部の性能は旧モデルとおそらく大差がない。
実機を使っていないのと、ドライブギアの全貌が見えないので断言はできないけれど、ボディ、ドラグ、ローターなどの基本性能がほぼ同じでドライブギアも素材は変更無しだとすれば新旧の差は僅差なのかもしれない。
ただ、僕にとっては旧BGの気に入っているところが全て引き継がれていたことはホッとしています。
上記以外にもセパレート式のベールをエアベールにして欲しいというのがあるけれど、見た目のチープさはともかく特にトラブルが起きたことは無いのでコスパを考えれば我慢すべき部分なのかもしれない。
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23BG SWは兄貴分の18ブラストLTとほぼ同じ性能に!?
もう一つ気になるのが23BG SWには4000番と5000番のコンパクトボディモデルが追加されたこと。
コンパクトボディといえば今までダイワ釣種専用リールのエントリーモデルの中では18ブラストLTに採用されていたサイズ。
今回23BG SWにも同サイズがラインナップされたことでコストパフォーマンス的にどちらが優れるのか気になったのでメーカーに聞いてみました。
まず両者の違いについて18ブラストLTにあって23BG SWに無いものは大まかに言うと以下の3つ。
・マグシールド
・エアベール
・アルミマシンカットデジギア
※素材の持つ強度で言えば23BG SWの亜鉛より18ブラストLTのアルミ合金の方が上。問題はギアの大きさが同じかどうかなんだけどね。
逆に23BG SWにあって18ブラストLTに無い物は、
・ATDタフ
ATDタフとは耐久性を重視し、カーボンワッシャーを使用したタフ仕様のATDのこと。
メーカーの話だと構成パーツ個々の差はあるもののリール全体から見た場合、両者の間に目を見張るほどの強度差は無いらしい。
※リールの性能比較についてはアングラーごとにリールに求めるもの、価値観の差があるので大差無しというのはリールの持つ強度を大まかに見た場合と思ってください。
ちなみにリール本体の価格差は直近のAmazonで¥6,000円くらいでした。
★更新★ランニングコスト、ドライブギアの価格
旧BGの4000番と同サイズの23BG SW6000番、18ブラストLT 6000番で比較した場合、大半のパーツはほぼ同じなんだけど、一部のパーツは23BG SW、18ブラストLTの方が高い。
リールを酷使するアングラーの中にはドライブギアは消耗品と割り切る人もいると思うんだけど、素材の違いなのかこれに関しては18ブラストLTの方がかなり高め。
・旧BG 4000H:¥2,750円 (税込、デジギアⅡ)
・23BG SW 6000D-H:¥4,180円 (税込、タフデジギア)
・18ブラストLT 6000D-H:¥8,800円 (税込、アルミマシンカットデジギア)
・22カルディアSW(MQ) 6000D-H:¥5,830円 (税込、タフデジギア)
※ドライブギア+ピニオンセットの価格です
参考までにMQボディのためギアの大きさが異なるとは思うけれど、23BG SWと同じタフデジギア搭載という観点から22カルディアSW 6000D-H(旧4000番相当)も参考までに上げてみたけれど、やはり18ブラストLTの価格が頭一つぬけている印象。
また、BGはドライブギアが取り寄せ可能なのに対し18ブラストLTは修理専用なのでメーカーに送る必要あり。
ということは修理手数料(¥3,080円税込)が別途発生するので合計すると¥10,000円オーバーになる。
※22カルディアSWのドライブギア+ピニオンも修理専用(取り寄せ不可)です。
修理手数料について詳しくはスポーツライフプラネッツのHPをご覧ください。
当然修理に出している間はリールが使えない。
そうして考えると、いくら18ブラストLTのギアが高強度、且つ23BG SWがタフデジギアになった(=ギアの価格が多少上がる)としてもコスパは23BG SWの方が優れるんじゃないかなと予想しています。
★追記あり★旧BGと23BG SWは共通パーツが多いのでは!?
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■2023/05/06
ダイワ BG SWのパーツリストがアップされました。
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やっぱりこれって気になるよね?
僕は共通パーツが多いんじゃないかなと予想しているんだけど現段階では詳細はわかりません。
ただ、ダイワ オーストラリアで公開されているBG(ねじ込み式ハンドル)の分解図を見ると日本の旧BGと酷似している部分がすごく多い。
※ダイワ オーストラリアのBGと今回の23BG SWが同じものかは不明です。
ひょっとするとメインシャフトとドライブギア+ピニオンを差し替えるだけで旧BGをねじ込み式ハンドルに改造できてしまうんじゃないか?とさえ思ってしまうw
※この推測が当たっていれば16ブラスト(生産終了)とのパーツ互換性もかなり高そう。
(≡ΦωΦ≡)/ 今回の報告は以上です!
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まとめと今後の記事について
最後まで読んでいただきありがとうございます。
昨年、一昨年と立て続けにキャタリナ、ブラストが生産終了になったので発売から6年以上経つBGも廃盤になるんじゃないか?と不安に思っていたけれど、良いところを残したまま続いてくれたのは嬉しいです。
さて、次回の記事ですがさすがに釣果報告記事を書かなければいけないと思っています。
今月間に合うか来月になってしまうか分かりませんが、また時間のある時に是非読んでください。
今日はここまで!
(≡ΦωΦ≡)ノシ マタネー