※2020/08/04 関連記事のリンク追加
(≡ΦωΦ≡)こんにちは、猫のアニキです。
今回は地磯のリール選び第二弾。
シマノリールについてです。
過去に所有したのはバイオマスタークラスまで。
ツインパワーとステラは触ったことしかない僕が勇気を振り絞ってシマノリールをぶった切ります。
(≡ΦωΦ≡;) だいじょうぶかなぁ...
- 今まで使った機種と主なスペック
- バイオマスターSW、スフェロスSWは地磯でも使えるリールか?
- 合わせるロッドはどれがいい?
- 他社と比べシマノのリールの良いところ
- シマノリールを手放した理由
- まとめと今後の記事について
今まで使った機種と主なスペック
現在メインリールがダイワなので意外に思うかもしれないけれど、過去累計であれば圧倒的にシマノリールの使用期間が長い。
14スフェロスSW 5000HG
おそらく僕が一番回数多く使ったのがスフェロスSW 5000HG。
特に2018年は地磯も堤防もほとんどこれを使っていた。
【スフェロスSW 5000HGの主なスペック】
自重:495g
ギア比:5.7:1
最大ドラグ/実用:10kg/5kg
最大巻上長:97cm
ハンドル長:65mm
PE糸巻量(号-m):2-350、3-240、4-170
実売価格が1万円半ば。
10バイオマスターSW 6000HG、8000HG
【主なスペック 6000HG (8000HG)】
自重:575g (550g)
ギア比:5.7:1
最大ドラグ/実用:13kg/9kg
最大巻上長:106cm ※8000HGも同じ
PE糸巻量(号-m):2-440、3-300、4-210 (3-410、4-300、5-250)
過去の記事でタカミヤのショアジギングGR 100XHで生まれて初めてブリ(85cm)を釣ったときもこのリールだったし、他にもいろんな魚を釣った。
周囲のアングラーや友人がみんなライトなロッドとリールで20gや30gのジグやミノーを投げてヤズ、ネイリ(カンパチの子)、メジカ(ソウダガツオ)を釣っている中、僕だけガチンコタックルで60gから80gのジグを投げてたw
初めて90cmに届くブリを釣ったのも、
丸々太った73cmのカンパチを釣ったのも、
80gのジグで120cmの太刀魚も釣ったのもこのリール。
(画像は尻尾が途中で切れているけどねw)
堤防からの釣果としてはなかなかでしょ? (≡ΦωΦ≡)♪
10バイオマスターSWのすごく気に入っていたところは6000番と8000番が共通ボディであること。
そのため両方のスプールさえ持っていればPE2号から4号までカバーできた。
(≡b≧ω≦≡) ベンリ
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13バイオマスターSW 8000HG
このリールを使ったのは2018年ころだったかなぁ。
シマノのエントリーモデルとしては名機だと思うし、巻き上げ力もドラグの効きも十分で不満点は無いんだけど、10バイオマスターSWで間に合っていたためあまり出番がなかった。
※ライトショアジギングは13バイオマスターSW 4000XGをよく使うけどね
ちなみに巻き上げ力はX-SHIPという技術のおかげでこちらの方が上らしい。
6000番(通称16バイオマスターSW)がサイズダウンしちゃったのが残念だけど、スフェロスSW5000(6000)とほぼ同じ大きさなので中型青物メインなら便利かな。
【主なスペック 8000HG】
自重:555g
ギア比:5.7:1
最大ドラグ/実用:13kg/9kg
最大巻上長:106cm
ハンドル長:70mm
PE糸巻量(号-m):3-410、4-300、5-250
【主なスペック 6000HG】※参考までに
バイオマスターSW、スフェロスSWは地磯でも使えるリールか?
結論から言うとリールの種類と大きさをターゲットに合わせて選べば十分使える。
重要なのは「実用ドラグ」
といってもなにかしら基準が無いと分かりづらいと思うので僕が重要視しているところ言うと、
「最大ドラグ」ではなく
「実用ドラグ」の数値
ちなみに僕の言っている最大ドラグ、実用ドラグというのはコレのこと。
上の赤い丸で囲ったやつね。
シマノのHPに書かれてある「実用ドラグ力」と「最大ドラグ力」って具体的にどういう意味か知ってる人いる?
以前ロッドの件でメーカーに問い合わせた時、この2つの違いについてたまたま質問したことがあるんだよね。
最大ドラグは出ない!
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※2020/08/04
メーカーの回答に食い違いが発生。
関連記事に一部修正とお詫びの記事をアップしました。
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その時の会話を簡単に書き起こしてみた。
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猫アニキ:あのね、他社ロッドのベントカーブを比較するためリールはスフェロスSW5000HGを使ったんだけど、ドラグノブを目一杯締めても5.5kgでラインが出ちゃうよ。リールが壊れてるのかな?
シマノ:スプールにラインはいっぱい巻いてありますか?
猫アニキ:うん。いっぱい巻いてるよ
シマノ:だったら正常です
猫アニキ:(≡ΦωΦ≡;) エッ?
猫アニキ:でも、スフェロスSW5000って最大ドラグ10kgじゃないの?
シマノ:最大ドラグはリールが壊れない範囲ギリギリで目一杯ドラグを締めた場合であり、素手では簡単には出せないというか、おそらく無理だと思います。
猫アニキ:(;≡꒪ω꒪) そーなんだ…
シマノ:スプールにラインをいっぱい巻いた状態で素手でノブを強く締めたらだいたい実用ドラグくらいになりますので、お客様のスフェロスSWは正常です
猫アニキ:(;≡꒪ω꒪) わかりました。どうもありがとう...
【完】
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
【完】じゃねーよ!
出せない数値ならHPに載せるなよ!
これじゃHPのQ&Aも違うじゃんかよ!
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Q:最大ドラグ力、実用ドラグ力とは何ですか?
A:●最大ドラグの定義
測定基準:基準ラインを規定量巻き、ドラグを最大限手で締めた状態でラインを引く。
この時にドラグが滑り始めた時点のテンションを最大ドラグ力と呼びます。
●実用ドラグ力の定義
(以下省略)
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もしかして、"ドラグを最大限手で締めた状態で…"というのが素手ではないってことなのか?
\(≡TωT≡)/アー!!
・・・
(≡ΦωΦ≡) ん?スプールにラインをいっぱい巻いた状態?
スプールのライン量でドラグ値は変わる!
そう。
スプールに巻いているラインの量によってドラグ値は変わるんです。
下のような簡単な図を書いてみた。
スプールにラインをいっぱい巻いた状態でドラグが出た場合、PEラインを通して力がかかる位置(外周部分)からリール中心までの距離はB。
逆にラインの量が少ない状態でドラグが出た場合の距離はAになる。
リール中心からの距離が遠ければ遠いほど(AよりBの方が)少ない力でドラグが出る。
これを仮に工具とボルトに例えるとすれば、
Aの長さのレンチでボルトを回すのとBの長さのレンチで回すのとではBの方が少ない力で回せるのってわかるかな?
少ない力で回る=実際のドラグ値は低くなる。
例えば遠くで魚がヒットした場合のドラグが5kgだったとしても、足元まで寄せた時はスプール内のPEラインが増えているため5kgより低くなっているということ。
メーカーの話によると、
「スプールの番手やサイズにもよるが、巻かれてあるPEラインの量が規定の2/3であればドラグ値は約20%増加」
「1/3であれば約50%増加する」
とのこと。
ラインシステムやロッドの強度ギリギリのドラグ設定でガチンコファイトする場合はこのことも一応気に留めておいたほうがよいかもね。
シマノリールを選ぶ時の目安
僕の今までの経験を元にシマノリールを選ぶ場合の基準をドラグ値の観点から言うと下のようになる。
ドラグを基準とした場合のターゲットとサイズ
【一般的な地磯】
実用ドラグ5kg:90cm台のブリ、70cm未満のカンパチ
実用ドラグ7kg:メーターオーバーのブリ。※80cm台のカンパチ
実用ドラグ9kg:かなりの大物 (;≡ΦωΦ) タブン
【根の多い地磯】※ラインをほとんど出せない地磯
実用ドラグ5kg:80cm未満のハマチ、60cm未満のカンパチ
実用ドラグ7kg:1mまでのブリ。80cm未満のカンパチ
実用ドラグ9kg:メーターオーバーのブリ。※80cm台のカンパチ
※印は釣ったことが無いので予想です。
あくまでもリール単体の話であり、ラインやリーダーを含むタックル全体のバランスがとれていなければ釣れないし、アングラーの体力はもちろんのことカンパチはある程度海底の状態を把握していないとラインブレイク必至です。
リールを選ぶ時、自重とかラインキャパシティで選ぶことが多いと思うんだけど、それだけだと自分が狙うターゲットに対してリールの耐久性や巻き上げ力の予想が付きにくい。
実用ドラグを見ることである程度だけどその部分を知ることができるよ。
※巻き上げ力の点ではハンドルの長さも意外と重要だったりする
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バイオマスターSWはすぐ壊れるって本当?
ヤフー知〇袋などを見ていると
「3万円くらいのリール(バイオマスタークラス)はそこそこサイズの青物を数匹釣っただけですぐゴリゴリ、シャリシャリ異音が発生して頻繁に修理が必要になる。どうせならあと2万円追加してツインパワーを買うほうが長く使えて逆に経済的」
「安いリールは負荷がかかった時巻きが重くなるので力の無い人や釣りに慣れていない人こそ道具にお金をかけた方がいい」
のようなコメントを見ることがある。
これについて間違いだとは思わない。
そのコメントを書いた方は実際にそれを経験したんだろうね。
僕の10バイオマスターSWもガタは発生したし、ライトショアジギングで使っている13バイオマスターSW4000XHもガタ付いている。
スフェロスSWなんて酷使しすぎていつ壊れてもおかしくないのでは?と思っているけれど、
ガタ付き始めてからが一向に壊れない
(≡ΦωΦ≡) マヂデス
スフェロスSWのメインギアでさえまだ一回も交換していないし、13バイオマスターSW 4000XGは過去に一度メチャクチャゴリゴリ言い始めて「さすがにもう終わったな」と思っていたんだけど、グリスアップして使っているうちにギアの表面がいい具合に摩耗したのか最近ゴリ感が減ったw。
巻きの重さについても気になるような悪化は無い。
体が慣れただけかもしれないけどねw
※内部ベアリングやシャフト周りのグリス切れで巻きが重くなったことは2回あったけど分解して注油、グリスアップしたらほぼ元の使用感に戻った。
そういえば分解をミスったダイワ13ブラストのギアを1回だけ壊したことがあったw
( ≡ノ_ _)ノ ズテッ!!
それよりもね、釣りした後の洗浄や注油、たまに分解してグリスアップなど日頃のメンテナンスをしていないリールの方が断然早く壊れるよ。
メンテナンスをさぼりがちな僕の友人は今まで3個以上のリールを壊している。
釣行後の洗浄はしているみたいなんだけどそのタイミングが2、3日後ってことが平気である。
僕が安く譲った12キャタリナ4500(昨年107cmのブリを釣った時のやつ)も例に漏れず放置されているので見かねて僕がメンテナンスしています。
(≡ΦωΦ≡;) ヤレヤレデスヨ
自分のリールがどのくらいでガタ付き始めるかを知るのが重要
ツインパワーやステラ、ダイワだったらキャタリナやソルティガはすごくいいリールだと思う。
頑張って手が届くのなら買った方がいいと思う。
ただしリールは1個では何かあったとき不安。
せめて2個は欲しいって考えるとなかなか高価なのは買えない。
それに高価なリールはメーカーのメンテナンス費用も高いからね。
僕の使っているリールのほとんどが完全に壊れるまでに至っていないのは、そのリールがどのような使い方をしたら、どれくらいの負荷をかけたらガタ付き始めるか、壊れそうか?おおよそのレッドゾーンをある程度予想できているからかもしれない。
リールの限界を予想するために必要なこと
①普段の釣りで自分がどれくらいのドラグ値にしているのかを知ること
②自分が使うリールのドラグノブを締めたらドラグ値が実際何キロになるのかを知ること(ただし測定は安全面の注意が必要)
ドラグを測るにはドラグチェッカーが便利だけど、無ければ魚の重さを測るデジタル秤にラインをくくりつけてもいいのでとにかく計測してみることをおすすめします。
僕が使っているのはBOUZ(ボウズ)の15kgのやつです。
※名前はボウズだけど、魚はちゃんと釣れるから安心してください。
意外と自分が思っているドラグ値より低いことが多いよ。
ちなみに友人の場合は事前に予想していたドラグ値の約半分でした。
ドラグ力の高いリール(ペン スラマーⅢ、ステラSW 8000以上など)のMAXドラグ値を測る場合はボウズのドラグチェッカーでは測定できないことがあるかもしれない。
その場合は魚用のデジタル秤を使うほうがいいのかな。
ショアジギングに使うリールはドラグ値がそもそも高いので測定する場合は十分安全面に注意してください。
使用するラインも測定値に見合った強度でないとケガをするかもしれないし、無理に測定するとリールや測定器具の破損につながることがあるので無理をしないよう、あくまでも自己責任でお願いします。
合わせるロッドはどれがいい?
シマノのロッドと合わせるならコルトスナイパーXRのページにある表を見たらいいと思う。
左端にはロッドのパワー、右端にベストなリールサイズが書かれてある。
これはコルトスナイパーXRの場合だけど、エクスチューンやコルトスナイパーSSも極端な差は無いと思う。
ただし他メーカーのロッドは同じパワー表記でもシマノと大きく異なることがあるので注意が必要です。
他社と比べシマノのリールの良いところ
良いところはたくさんあるんだけど、他社よりも良いところをあげるとすれば、
パーツ供給。
比較するメーカーがダイワとペンになってしまうんだけど、多くのリールを提供しているメーカーの中でこれほど簡単に、比較的良心的な価格でパーツが手に入るメーカーはなかなか無いと思う。
※海外メーカーのペンと比較するのはかわいそうだけど...
ネジ1本でも注文できるし基本的に送料は発生しない。
過去、ネジ1本とかワッシャー1個の注文も何度かしたけれど釣具店の店員から嫌な顔をされたことは1度もない。
下にリンクを貼ったから必要なパーツを検索して最寄りの釣具店から注文してね。
パーツ価格表・取扱説明書 | シマノカスタマーセンター | SHIMANO
注文するときはメーカー、リールの機種、部品名、部品番号、必要な数を伝えればいい。その際価格も念のため確認しておいたほうが無難です。
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シマノリールを手放した理由
スフェロスSWやバイオマスターSW 4000XGは今も使っているけれど、メインリールをシマノからダイワに変えた一番の理由を言うと、
ダイワリールのノーマルギアの圧倒的な巻きの軽さ!
釣具店でブラストやバイオマスター以上の機種はガラスケースに入っていることが多いので店員を呼ばなければならないけど、大型釣具店ならスフェロスSWとダイワBGはケース外の触れる場所に展示されていると思うから機会があったら触ってみて。
廉価モデルですらダイワの方が断然巻きが軽いから。
確かめるときはハンドルを回し続けるのではなく、動かしたり止めたりを小刻みにやってみるとわかるよ。
これは上位機種のツインパワーとキャタリナも同じでキャタリナの方が軽い。
(昨年僕が触ったときは確かそうだったはず)
ただし、何度も言うけれどステラだけは例外的に軽い!
お金さえあればステラで解決です。
今は絶対買えないけれど、もし買うとするなら、
ジグとプラグ併用の場合は
19ステラSW 14000PG。
ジグ主体なら
19ステラSW 10000PG。
なんでいきなり番手5桁のスプール?って思うかもしれなけれど、
ステラSWになると選び方の基準がバイオマスターSWやスフェロスSWとは全く異なる。
そもそもバイオマスターSWスフェロスSWには大きな番手のPGが無いけどねw
ではなぜステラだと10000、14000番なのか?
僕にとって重要なのは巻き上げ力重視のPGであること。
そしてスプール径と1回転の巻取量。
※あくまでも僕が個人的に重要と思っているだけです
自重は8000番と比べても50gくらいしか変わらないから心配ナシ。
たぶん8000番と共通ボディなんだろうね。どうしても8000番が必要なら後からスプールだけ買えばいい。
(ステラのスプールはスフェロスSW本体より高いけどw)
ただ、リールのスプール径や巻取量はステラに限った話ではなく、ここで詳しく書くと文字数的にかなり長くなるのと記事がまとまらなくなりそうなので今後のダイワリールの時に触れようと思います。
やや脱線した感があるけれど話を戻して、念のための注意点があります。
今回の記事を読んで
「ダイワの方がシマノより優れたリールなんだ!」
とは思わないでね。
ダイワの巻きが軽いのは良いことだけど、その1点だけでリールの良し悪しは決まらないです。
詳しくは今後の記事に書くけれどダイワリールの欠点は結構ある。
(もちろん良いところもある)
僕がなぜダイワリールの巻きの軽さを重要視したかというと現在メインで使用中のタックルバランスとロッドアクション、求めるルアー操作を容易にするためそれが必要になったから。
なので釣りのスタイルやタックルが変わればシマノリールやペンリールに買い替える可能性は十分あります。
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まとめと今後の記事について
ダイワリールを買う資金源にシマノリールを売却するかはかなり悩んだ。
それくらいシマノのリールは良いと思っています。
将来、経済的に余裕ができたらステラ買いたいなぁ...
(これってまとめなのか?)
今後の記事についてだけど、立て続けに2回リールのことを書いたので、この勢いでダイワリールの記事を書こうかな。
天気が悪いので実釣報告記事でないことは間違いないと思います。
何を書くかは未定だけど、よかったら次回も読んでください。
今日はここまで。
(≡ΦωΦ≡)ノシ ダスビダーニャ