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野良猫アニキの自由研究

どうすればショアから大型青物(70cm~1m)を釣れるのか?そのためのタックル選びやポイント探しのコツをテーマにした自由研究です。

【インプレ!】テイルウォークのクロシオは地磯青物用にアリか?ナシか? クロシオ43HGX を分解してみた。シマノ 14スフェロスSW5000HG、ダイワ 13ブラストとの比較

 

 (≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。

 

 前回のベンチマークテスト復活記事について、読者の方から労いのお言葉をいただきました。

 いつもありがとうございます。

 ベンチマークテストによる比較インプレは僕の自由研究の中でも特に力を注いでいるテーマなので記事更新を楽しみにしていただいている読者さんがいることはとても励みになります。

 ロッド選びに悩んでいる方へ少しでも役に立てるよう今後も続けていきますね。

 

 さて、今回は実釣から記事にするまで時間がかかりましたがテイルウォーク クロシオ 43HGXの分解インプレです。

 

 毎度のことですが専門知識の無い素人の僕が好奇心のみで行った自由研究です。

 記事の内容には間違った情報や表現、誤解しているところがあるかもしれませんので予めご了承ください。

 また、リールの改造や分解は自己責任でお願いします。

 

 

 

テイルウォークってどんな会社?

 

 株式会社エイテックが展開するフィッシングブランドの1つ。

 リール以外にロッドやルアーなども扱っている。

 

 僕にとってはリールよりロッド(マンビカシリーズ)のイメージが強いかもしれない。

 

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マンビカVer2 100XXH

 

 ちなみに今回紹介するクロシオというリールはおそらくテイルウォークではなく台湾のオクマという会社が製造しているんだと思います。

  根拠はオクマにアゾレスというクロシオによく似たリールが存在するため。

 

 ※ただしクロシオの原産国は中国になっているけどね。

 

 

 ちなみにオクマは日本のゼニスというロッドメーカーとも提携している。

 で、そのオクマが今年SALINAというリールを新発売するらしい。

 とても気になるけれど発売時期は早くて秋頃らしい。

 この辺の話はあまり詳しく調べていないのでこのくらいにしておきます。

 

 

 

クロシオについて

 

 クロシオにはパワーギアのPGXとハイギアのHGXの2つが存在する。

 

 ただしPGX3343の2機種しか無い。

 対してHGX33、43、53、63の計4種類。

 ショアジギング前提であれば巻取量などを考えるとHGXの一択になりそう。

 

 

 

【クロシオ43HGXの主なスペック】

 自重:535g

 ギア比:5.8:1

 最大ドラグ:16kg

 巻取長さ:102cm

 ハンドル長:約72mm

 PE糸巻量(号-m):4-300

 

 

 クロシオ43HGXのボディの大きさや重量はダイワBG16ブラストで言えば4000番と4500番の間ってところ。

 ラインキャパシティは4500番と同等。

 

 シマノ20ストラディックSWと比較した場合は大きさも重量も6000番と8000番の間。

 ラインキャパシティは8000番と同等。

 

 そして最大ドラグ値はクロシオが一歩抜きんでた感じ。

 

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外観

 

 購入するまでは無骨な外観からペンリールに近いのかな?と思っていたんだけど実際使って、分解してみたら全く異なるリールだった。 

 

 クロシオ43HGXのリールフットは通常の大きさなので合わせるロッドを選ばないと思う。

 

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 ボディカラーはグレーメタリック?(ガンメタリック?)にゴールドの組み合わせ。

 ゴールドの色合いはBGのような黄金色ではなくシャンパンゴールドみたいな感じ。

 

 

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 ドラグノブはエッジがいい感じに効いて凄くつかみ易い。

 グローブをしていても、厳寒期のかじかんだ手でも楽に回せそう。

 

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 ハンドル長は約72mm。ノブ径は40mm。

 

 ハンドルはアルミ削り出し1ピースではなくセパレートなんだけど折りたたむことはできない。

 

 ノブはいかにも回せそうなキャップがついているんだけど、発売時期によってキャップが回せる(ノブが外せる)タイプと回せないタイプがあるらしい。

 メーカーに見分け方を聞いたんだけど見た目では判断できないんだってさ(泣)

 

 ノブは握りやすいけれどつまみにくい形状。

 EVAだったらこの形状でもつまめるんだけど、アルミ製なのでつまむには不向き。

 

 外観についてはここまで。

 

 

 

ドラグワッシャー

 

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 上に並べたのがスプールの上部に収まっているフェルトワッシャーで、下がスプール下部に収まっているカーボンワッシャー。

 

 アップにするとこんな感じ。

 ※フェルトワッシャーは撮影のためドラググリスを洗い落としています。

 

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 ワッシャーの正確な寸法も測ってみた。

 

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 今、手元にあるリールのワッシャーを比較のため並べてみました。

 ※型落ち機種ばかりですみません。

 どうせなら13ブラストのワッシャーも並べればよかったね。

 

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 最大ドラグ値が高いだけあってワッシャーの面積、容量はそこそこありそう。

 どうせなら全部カーボンワッシャーにしてくれたらよかったのにな。

 

 

 

ドラグ値

 

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 恒例のドラグ値測定。

 結果はスプールのラインが巻かれた状態でも上限の15kgを超えたので十分。

 安全のため15kg超えた時点で測定を止めました。

 

 ドラグ値はとても優秀!

 しかし...

 

 

 

ドラググリスに注意が必要!?

 

 ドラグ値は良いものの、一定のドラグ値を超えたあたりから急に小刻みな固着が発生!

 

 Σ(ノΦωΦ≡;)ノイー!?

 

 スルスルと滑るのではなくバキバキです。

 

  ※僕は中古品を買ったためグリスが劣化していた可能性もあります。ただ、他の方のインプレでごく少数ですが僕と同じ症状を書かれている方がいました。

 

 大げさな話ではなく本当に

 「ガッ!ガッ!ガッ!ガッ!ガッ!」

 ってなります。

 

 過去にダイワの13ブラスト11カルディアUTDでドラグの固着を味わった僕ですが、そんなのクロシオの比ではない。

 

 ドラググリスを変えることで解決できないかテイルウォークに相談したところ、

 

 「クロシオ専用のドラググリスは取り扱っておらず、お客様ご自身で気に入ったメーカーの物をお使いください。特におススメのグリスというのもありません」

 

 ということだった。

 

 なんたるアバウト!

 

 だがしかーし、僕はそういうスタンスが嫌いではない。

 

  (≡bΦωΦ≡) 許す!

  

 ということで早速手持ちのグリスをいくつか試してみました。

 

 

①ダイワ アルティメット トーナメント ドラググリス

 

 ダイワ純正UTD専用のドラググリス。

 

 

シマノ グリス DG-1(DG12)

 

 シマノ純正SWスピニングリール用のドラグワッシャーグリス。

 

 

③マルチグリス ゴールド(明邦化学工業)

 

  安くてチューブ入りなので気軽に使えるグリス。ただし粘度が低いので高負荷のかかるギアには向かないかも。

 

④LSベルハンマー ゴールド グリス No.2

 

 僕がリールをオーバーホールする際に絶対欠かせないベルハンマー。

 

 

 

 以上の4つを試した結果、圧倒的にクロシオと相性が良かったのは、

 

 シマノ グリス DG-1(DG12)。

  

 このグリスの特徴はカーボンワッシャーに使う場合他社のグリスとあまり差が分からないんだけど、フェルトワッシャーに対しては他社より断然良い!

 

 フェルトワッシャーで初動の固着を抑えたいならこれをお勧めします。

 

 

 実際にクロシオで試した場合、ドラグ15kgまでは固着(バキバキ)が発生しなかった。

 十分でしょ (≡bΦωΦ≡)

 ※ドラグ15kgより上は試していません。

 

 クロシオのインプレやレビューにはこのことがほとんど書かれていないので僕がたまたまハズレを引いたのか、単に劣化していただけなのかもしれないけれど同じ症状で困った場合はシマノのドラググリスを是非試してみてください。

 

 

 話は変わって、クロシオのドラグワッシャーが収まるスプール中央にはご丁寧にボールベアリングが付いている。

 

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 なんだか得した気分なんだけど、ダイワも一部の機種はここにボールベアリングが入っている。

 ただしダイワの場合必ずしも高価格帯のリールに付いているわけではない。

 

 例えば4500番で言うと、

 

 15ソルティガ:ある

 16キャタリナ:ない

 16ブラスト:ない

 BG:ある

 

 シマノはどうかというと、ツインパワーステラには入っていて、バイオマスターストラディックには入っていない。

 

 ただしダイワもシマノもすべてを確認したわけではないのでもし気になる方はメーカーのHPを見てください。

 

 

 

 

ラインローラー

 

 ラインローラーには樹脂カラーだけでなくボールベアリング(画像右端)もきちんと入っていた。

 

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 過去の検証でダイワBGや16ブラストはボールベアリングが入っておらず、たった数kgの負荷がかかっただけでラインローラーが回らなかったからね。

 

 

 

ベイルアーム

 

 ベイルアームも気になる所。

 残念ながら一体式ではなく差し込み式なんだけど、やや細めのPEライン2号を使った場合も特にトラブルは発生しなかった。

 

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自分でオーバーホールするには

 

 ペンリールとほぼ同じ要領で分解できるよ。

 

 カバーを留めているネジ(銀色)4本を外せば簡単に中が見える。

 

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 ただしネジが通常のプラスネジではなくトルクスネジ(サイズ:T10)なのでトルクスネジ用のドライバーが必要。

 

 僕が使っているのは下のやつ。

 造りはチープだけど意外と使いやすいので適当に選んだ割にはいい買い物でした。

 

 

 ただ、これだけビットがたくさんあっても使わないのでシンプルな方で十分かもしれない。

 

 

 イーバリューってお値段の割に使える工具が多いよね。

 

 

 そして上の画像内に書いている通り矢印部分のネジを外すとスプールごとメインシャフトが抜ける。

 

 メインシャフトが抜けたらドライブギアが抜ける。

 

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 ローターを外す場合はローター中央のナットを回せばいい。

 ナットは逆ネジになっているので注意してください。

 ※下の画像には写っていないけれどナットを固定しているネジを先に外してください。

 

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 ローターを外すとこのようになっている。

 

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 クロシオにはワンウェイクラッチ以外にも逆転防止のストッパーが付いています。

 リールを巻いている時たまにこれがローター内側の溝に当たる音がするんだけど異常ではないみたい。

 

 上の画像に見えているガトリング砲みたいに配置されたネジを外すとワンウェイクラッチが見える。

 

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 実際にワンウェイクラッチやピニオンギアを抜いたのがこれ。

 2万円以下の比較的低価格帯のワンウェイクラッチはテイルウォークに限らずどこのメーカーのも小さいね。

 最初は強度が不安だったんだけど最近は見慣れましたw

 

 ワンウェイクラッチの造りと固定方法は僕の知る中ではペンリールに近い。

 

 ※ただしペンリールはワンウェイクラッチがマウントされている部分の素材が金属なのに対しクロシオは樹脂

 

 ペンリールの記事でも言ったけれど、実釣で小刻みなジャークをしたときにガタ付きを感じる場合はワンウェイクラッチ周辺で発生している可能性がある。

 

 残念ながら構造上の問題なので完全に直すことは不可能だけど軽減することはできるよ。

 詳しくはペンリールの記事をご覧ください。

  

 ペン スラマー3 6500の分解インプレ!(penn slammer iii) ドラグ性能の高さのヒミツはこれだ! ダイワキャタリナ、スピンフィッシャーV 6500とドライブギアの比較、気になるガタ付きを直す方法、パーツの納期に時間がかかるワケ - 野良猫アニキの自由研究

 

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ボディの比較

 

 時間が無かったので画像がちょっと雑ですが3機種のボディを比較してみた。

 

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 14スフェロスSW(画像は5000HG)はフット側が金属でカバーが樹脂。

 そしてカバー(樹脂)の方にピニオンギアやベアリング、シャフト類が収まる。

 樹脂で剛性が不利な分、外縁の厚みをかなり増やしているのが分かる。

 

 そして13ブラスト(画像は4020PE-SH)もフット側が金属でカバーが樹脂。

 ただしこちらはピニオンギアやベアリング、シャフト類がフット側(金属)に収まる。

 金属ボディの剛性が高いためなのか外縁の厚みは14スフェロスSWより薄い。

 

 クロシオ 43HGXはフットもカバーも金属なんだけどピニオンギアやベアリング、シャフト類を支える部分が樹脂。

 外縁の厚みは3機種の中で一番薄い印象。

 

 

 はたしてどれが一番良いのかは分かりません。

 

 (≡ΦωΦ≡) しらん

 

 ただ、14スフェロスSWは樹脂にネジ穴がついている箇所が多いためオーバーホール中にあやまってネジ穴をナメやすいのが欠点かな。

 

 (≡ΦωΦ≡;) それはスフェロスの欠点ではなく僕の欠点か!?

 

 

 

ローターの素材

 

 ボディと同じくらいローターの素材も重要。

 14スフェロスSWと13ブラストは樹脂だが、クロシオは金属ローター。

 金属ローターは強度がある反面、重さによって巻き始めが重くなりやすい。

 しかもクロシオHGXはハイギアなのでさぞかし初動が渋いだろうと思ったんだけど、予想に反して意外と軽い。

 

 一応アームのカバーを外して中も見たけれど、造りはいたってシンプルでした。

 回りのフレームも余計な肉をそぎ落とした感があり軽量化を意識しているのが分かる。

 

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ドライブギア

 

 次はドライブギアの比較です。

 

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【14スフェロスSW 5000HG】

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【13ブラスト 4020PE-SH】

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【クロシオ 43HGX】

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 ※なるべくドライブギア同士を近づけるため14スフェロスのステンレスシャフトに13ブラストのギアを差込んで撮影しています

 

 これを見るとクロシオのギアは径が小さく薄い。

 ただしギアの歯幅は一番長い。

 ということは、強度や耐久性はとういうと...

 

 わかりません。(≡ΦωΦ≡) しらん

 

 ただ、ギアが大きく厚みがあることは強度面においてとても良いことなんだけど、実際の釣りでドライブギアの歯が飛んだり、ドライブギアが曲がることって滅多にないことだと思う。

 

 それよりもボディの捻じれや歪み、軸受けやベアリングの変形によってドライブギアとピニオンがきちんとかみ合わなくなった結果、ドライブギアの歯面が異常摩耗してゴロゴロ言い始めることの方が多いんじゃないかな。

 

 なのでドライブギアの径が小さく薄いというだけで壊れやすいと結論付けることはできない。 

 結局は使ってどうか?ということになるんだけど、まぁ...ちょっとだけガッカリ感はあるw

 

 

 

13ブラストのこれってどうなん?

 

 本来はダイワリールの記事に書くべき内容だとは思うんだけど、なにぶん型落ち機種の話なのでここで言いますね。

 

 過去にダイワの記事で、僕が13ブラストをオーバーホール中に不注意で壊してしまったとお話ししたことがあります。

 一体何がどう壊れたかと言うとこれ。

 

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 メインシャフトを抜かないままドライブギアを抜こうとしてガコガコこじっていたらドライブギアのステンレスシャフトが抜けてしまいました。

 よく見ると何本もある小さなピンらしき物が折れているみたい。

 

 それまでは意識したことが無かったんだけど、ドライブギアって 亜鉛素材の歯車の中央にステンレスのシャフトが差し込まれた造りなんだよね。

 一体成型ではないから取付箇所の強度が落ちることは仕方が無いんだけど、13ブラストのこの固定方法って強度低くないのかな?

 

 さすがに他のリールを壊してまで内部検証はできないから13ブラストだけが弱いと断言はできないものの、ドライブギアと平行に並んだ小さなギアが完全に独立している13ブラストに対して、14スフェロスSWやクロシオは一体成型。

 

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 そのため見た目だけで言えば14スフェロスとクロシオの方が安心感はある。

 ちなみに同じダイワでも上位モデルのキャタリナは全く違った構造になっています。

 ※たぶんキャタリナの方が強度があると思うけれど壊せないから検証不可。

 

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メインシャフト

 

 メインシャフトの強度もリールにとっては重要。

 実際にシャフトの太さを測ってみた。

 

 14スフェロスSW 5000HG:4.5mm

 13ブラスト 4020PE-SH:5mm

 クロシオ 43HGX:5mm

 

 14スフェロスだけ0.5mm細いという結果。

 0.5mmって大した差ではないように思えるけど実際に並べたらね、

 

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 結構違うでしょ?

 

 あくまでも僕の経験談なんだけど、今までいくつもの中古リール(定価1万~3万。2009~2016年発売)を見てき結果、メインシャフトの軸ブレはダイワより圧倒的にシマノの方が多かった。

 

 その原因はもしかするとメインシャフトの強度の違いによるものかもしれない。

 ただ、軸ブレがあってもよほどでなければリールとして使えるんだけどね。

 

 スプールとシャフトを固定している部分もシンプル。

 

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 今まで見てきたリールの中では1位2位に入るくらいシンプルな造り。

 でも、弱そうな印象は受けないね。
 

 

 

各パーツ代、ランニングコスト

 ※価格は全て税抜

 

 性能も重要だけどランニングコストも重要。

 参考になるか分からないけれど14スフェロスSW 5000Hブラスト(13-16、LT)クロシオ 43HGXでざっくりと比較してみたところ、

 

 14スフェロスSW 5000Hのパーツが一番安い印象。

 特にドライブギアが1,050円、ピニオン850円って破格じゃない?

 03275 ’14 スフェロス SW 5000HG

 

 対してお値段が全体的にやや高めなのがダイワ。

 

 13ブラスト 4020PE-SHのドライブギアはピニオンギアと強制セット販売で4,400円。

 しかも取り寄せ不可能だからリール本体をダイワに送る必要あり。

 ギアの交換には別途手数料(1,700円~3,000円)も発生する。

 SPORT LIFE PLANETSスピニングリール/ブラスト:スポーツライフプラネッツ-釣用品のパーツ販売・修理

 AFTER SERVICE : リール手数料一覧 - Web site

 

 そして謎なのが16ブラストとの価格差。

 16ブラスト 4000Hの場合、ドライブギアはピニオンギアセットで3,600円。

 

 (≡ΦωΦ≡;)エッ?

 どちらもデジギアⅡだったと思ったんだけど違うのかな?

 

 そして18ブラストLTはドライブギアとピニオンセットで7,200円。

 やはり取り寄せは不可能なのでメーカー送り。

 手数料(1,700円~3,000円)を入れれば1万円コースになる可能性あり。

 

 クロシオ 43HGXはドライブギアが2,300円。ピニオンギア1,800円。

 スフェロスSWと比べれば割高な感じもするけれど、まぁ許容範囲かな。

 https://www.tailwalk.jp/wp-content/uploads/2020/01/KUROSHIO_43HGX-1.pdf

 

 

 

テイルウォーク クロシオ43HGXは地磯青物用にアリか?ナシか?

 

 予想になるけれど、地磯で80cm~メーターブリクラスなら使えると思う。

 カンパチも60~70cm代であれば耐えそうな雰囲気あり。

 

 ただ、大型青物メインの場合や激流ポイント、水深のあるエリアで100g以上のヘビージグを中心に使う場合は巻上力の面でややアングラーの負担になるかもしれない。

 

 また、大物をゴリ巻きで寄せるようなリールではないと思うのでその点は注意してください。

 

 シチュエーションとしては堤防やテトラ帯で大物狙い、一般的な地磯で70~80cmの青物を狙ったり、ランガンスタイルの偵察釣行に大きすぎないボディがピッタリなんじゃないかな。

 

 ちなみに過去の釣行で60cm代のハマチを釣ったけれど、このサイズが相手ではクロシオの本領は全く発揮できないと感じました。

 

 その時の釣果はこちら

necoaniken9.hatenablog.jp

 

 

 

クロシオ 43HGXと合わせるロッドは?

 

 アングラーの好みもあるので難しいんだけど、僕が感じたことを言うと、

 

 「シマノ6000番だと少し小さいけれど8000番は大きい」

 あるいは

 「18ブラストLT 6000D-Hでは少し小さい。でも16ブラストの4500(5000)番は大きい」

 

 と悩んでいる方にピッタリな感じです。

 まぁ、クロシオ43HGXの自重がちょうど両者の中間あたりだからね。

 

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 あるいは、

 リールを買わなければならないけれどシマノもダイワも種類が多くて決められない。

 どうせ買ってもすぐ最新モデルが出て目移りしてしまう...

 って方!

 クロシオはなかなかモデルチェンジしないし、種類も少ないからいいかもしれないよ!(笑)

 

 

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necoaniken9.hatenablog.jp

 

 

 

まとめと今後の記事について

 

 十分に使い込んでのインプレではないため中途半端な感じも否めないけれど何とか記事が書けました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 今後についてですが、テイルウォークのリールにについて書いたから、ついでにロッド(マンビカ)も書こうかなぁ...

 

 それか新しいベンチマークテスト表ができたばかりのこのタイミングでベンチマークテスト表の使い方のコツとか、ベンチマークテスト表を作るキッカケになった出来事、なぜ何本もロッドをとっかえひっかえすることになったのか?について書こうかなぁ。

 (読者の方が興味あるか無いかはとりあえず横に置いてw)

 

 とりあえず今日はここまで。

 

 (≡ΦωΦ≡)ノシ ダスビダーニャ!