■2022/10/02 現行モデルと旧モデルの区別ができるようロッド画像に注釈追加。スペック追記
(≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。
今月中旬にタックルについて新しい記事を書く予定でしたが、諸事情によりあまり進捗していない(というか実釣検証が予想以上に捗らない)ので急遽別の記事を書くことにしました。
ずっと以前にベンチマークテストだけを行っていたショアジギングロッド、バレーヒル カミワザ ショアマサ 98X Over Drive Kガイドチューンを紹介します。
すごく短い記事で申し訳ありませんが、このロッドにご興味がある方は是非読んでください。
バレーヒル(カミワザ)とは
まず初めにメーカーについて少しだけ説明。
兵庫県にある創業1946年の総合釣具問屋が谷山商事株式会社。
その谷山商事株式会社が運営する自社ブランドの1つバレーヒルがあります。
バレーヒルが販売している商品の中で特にショア、ロックショアゲーム(青物、ヒラスズキ)を主としている(商品)ブランド名がカミワザ。
(≡ΦωΦ≡) たぶん合っていると思いますが、間違っていたらスミマセン。
【バレーヒルのHP】
valleyhill.taniyamashoji.co.jp
ちなみに僕はフィッシュキャリーバッグでいつもお世話になっています。
スペック紹介
ここからはロッドスペックの紹介です。
といっても商品説明はメーカーHPに書かれてあることを抜粋しただけ。
基本スペックもメーカー公表値ですが、一部僕が測定したものを肉付けしました。
※"最大ドラグ値"はあくまでも目安でありロッドの耐久性を100%保証するものではありません。
※ロッドの"仕舞寸法"は多少の誤差が発生する場合があります。
ショアマサ
ショアからの青物ゲームの世界を切り拓き続ける。
ショアジギングという疲労度の高いゲームスタイル。
KAMIWAZAはきわめて早い時点からこのゲーム性の高い釣りに着目し、その疲労度を軽減すべくロッドの開発に尽力してきました。
疲労軽減の策を総重量のやみくもな抑制よりバランスの追求へと転換し、第一の課題をジグの操作性に設定しました。
そこから誕生しSHOREMASAシリーズは十分な強度を確保した肉厚のブランクスでありながらも、高次元のバランス設定により一日中ゲームが可能な使い勝手を実現。
そしてリニアにジグを操作できることで潮流をつかみ、水中からの情報量を飛躍的に向上させることにも成功。
ショアジギングロッドのひとつの草分けといっても過言ではありません。
ショアマサ 98X Over Drive Kガイドチューン
SHOREMASA 98を快適に使用できる状況よりも厳しい状況下、たとえばヘヴィなジグを使わなければならない速い潮流エリアのために開発されたパワーアップモデル。
SHOREMASA 98は3ozをメインに開発されていますが、このSHOREMASA 98OVER DRIVEは4〜5ozのジグの使用を想定。
パワーアップしながらも操作性はしっかり確保するという相反する課題を高次元でクリアしています。
「SHOREMASA 98はジグがスムースに動くのでヒット率は高いけど、パワー負けを感じることがある」というアングラーにはこちらをおすすめします。
オーバードライブの名に恥じないパワーを秘めています。
※下記スペックのうち※印の箇所は旧モデル(上の画像1)で測定していますが、メーカー担当者の話によるとグリップの形状以外は現行モデルと同じブランク、ガイド設定とのこと。
・全長:9.8ft
・自重:350g
・継数:2本
・ルアーウェイト:85-142g (3~5oz)
・最大ドラグ:6kg
・PEライン:MAX5号
※ガイドサイズ:12-12-12-12-12-16-20-40
※フロントグリップ長:約17.8cm
※リール取付位置:約52.5cm
※重量バランス:リール取付位置中心より上へ約33.2cm
・仕舞寸法:154cm
・アクション:ミディアムファースト
・メーカー希望本体価格(税込):¥63,800円 ※2022/09/29時点
①ティップ:13.7cm
②バット:1.89cm
ベンチマーク座標:13-M
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ベンチマーク(表)
ベンチマークテストの結果発表です。
ベンチマークテストの説明
ベンチマークテストってパソコンのCPUとかGPUの比較でよく聞くと思うんだけど、ロッドの比較という観点から勝手にベンチマークテストと名付けました。
※元々は測量で使われる言葉らしい。
ベンチマークの測定方法は以下の通り。
【測定方法】
1、ロッドの先端①に300gのウエイトを直接ぶら下げた場合、Aの部分が何センチ曲がるかを測定。
2、バット部分②に5000gのウエイトを直接ぶら下げた場合、Bの部分が何センチ曲がるかを測定。
通常のベントカーブはロッドを全体の曲がり方を見るけれど、それでは数値化したときにティップとバットを個々に比較しづらいため2つに分けました。
これってベリー部分を測定しないから正確に測定できないのでは?って普通思うよね!?
僕もそこが不安だったんだけど、実際にこの測定で近い数値が出たロッド同士を何本か実釣で比較したところ、キャストフィールや操作性は許容範囲と思えるくらいの誤差でした。
ティップに関しては仮に同じ数値だったとしても調子の違いで若干操作性が異なる場合があるけれど、何も情報が無いよりはマシくらいに思ってください。
ただ、全長や自重、重量バランス、リール取付位置が大きく異なるとキャストフィールや操作感も大きく変わってしまうので比較するにはある程度の条件が付きます。
【ベンチマークテストに関する注意点】
このベンチマークテストは素人のブログ主が趣味の一環で行ったものです。
測定に関する専門知識はなく、DIYで制作した簡易な装置を使っての測定のため数値に誤差が生じる可能性があります。
また、使用したロッドのほとんどが中古品であるため新品時とは異なる可能性があります。
ベンチマークテストの測定結果、数値は予告なく修正・変更する場合があります。
【ベンチマークテストの目的】
測定したのはロッドの「硬さ」であり、「パワー」とは異なります。
一般的にロッドのパワーとはロッドが曲がることによって発生する反発力のこと。
対してロッドの硬さとは負荷に対して曲がらず真っすぐでいようとする抵抗力のようなものです。
魚を寄せたり浮かせるために必要なのはパワーと言われていますが、硬さを測定することでキャストフィールやルアーの操作感を比較・予想するのに役立つと思っています。
ただしベンチマークの数値が近いロッド同士でも調子の違い、ガイド、重量、ロッドの持つ復元スピードの違いにより実際の操作感が異なるケースがあります。
測定結果
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■2021/10/01
【重要!】ベンチマーク ”表1" は新しいソフト(インクスケープ)で再作成しました。
やっと完成!新しいベンチマークテスト表についてお知らせ - 野良猫アニキの自由研究
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※縦軸のアルファベットと横軸の数字は表内で位置を把握しやすくするために打ったナンバーです。
※ロッド名、自重、ルアーウエイトを書き込むため文字を小さく、しかも英文字にしたら読みにくくなりました。
※特にスマホの方は申し訳ありませんが、画像を拡大(タップ)して見てください。
比較のためシマノ、ゼナック、ヤマガブランクスの一部のロッドも入れてみました。
※表が見えにくくなったフォローとして各ロッドの"ベンチマーク測定値"下に表内のナンバーとアルファベットを使った位置座標(ベンチマーク座標)を記載しているのでそれを参考にしてください。
ショアマサはどんなロッド?
実釣はもちろんルアーキャストもしていないので使用感については語れませんが、使用されているガイドのサイズは十分な大きさがあるのでライン抜けは良さそうだしリール取付位置も良い。
また、ロッドの見た目では気付かなかったんだけど実際手に持ってみると価格相応の高い質感を感じました。
ガイドスレッドもすごく丁寧に巻かれています。
ベンチマークテストでゼナック ミュートスと比較してふと思ったんだけど、
ミュートス アキュラ 100Hを使っているアングラーの間で割とありがちな話に、
「ジグをシャクルのにもう少しティップのハリが欲しいけれど、ミュートス アキュラ 100HHだと全体的にパワーが上がり過ぎて困る...」
というのがあります。
もしミュートスに拘らないのならショアマサ 98X Over Driveを選択肢の一つにしてみるのも良いかもね。
以上、簡単だけどショアマサの紹介は以上です。
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今後の記事について
最後まで読んできただきありがとうございます。
次回の記事ですが、タックル関連にするか釣果報告にするか決まっていません。
来月月初(10/2~10/5)にはアップしたいと思っていますが、もしかするとまた遅れるかもしれません。
(がんばります)
今日はここまで。
(≡ΦωΦ≡)ノシ マタネー