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野良猫アニキの自由研究

どうすればショアから大型青物(70cm~1m)を釣れるのか?そのためのタックル選びやポイント探しのコツをテーマにした自由研究です。

【インプレ!】クロスライド5G XR5-962M/LSJを使ってみた感想。ジグパラの平均飛距離は97m。他のメジャークラフトLSJロッドとの比較など

 ■2023/02/11 追記あり

 

 (≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。

 

 お待たせしました。

 今回の記事はクロスライド5G XR5-962M/LSJのインプレ記事です。

 毎度のことですがド素人の主観で書きましたので予めご了承ください。

 

 釣果報告は前回の記事をご覧ください。

necoaniken9.hatenablog.jp

 

 

スペック紹介

 

XR5-962M/LSJ



 今回使用したロッドのスペックを改めて紹介します。

 

クロスライド5G M/LSJ ※メーカーの説明

 

 ライトショアジギングの定番的モデルで30〜40g前後のジグに対応する「M」パワー。

 

XR5-962M/LSJ

 

 全長:9.6ft

 自重:151g

 継数:2

 適合ルアー:15-50g

 適合ライン:#0.8-2.0

 ガイドサイズ:6-6-6-6-7-8-12-25

 フロントグリップ長:約11.0cm

 リール取付位置:約47.4cm

 重量バランス:リール取付位置中心より上へ約34.7cm

 仕舞寸法:148.5cm ※実測値

 竿尻:EVA

 

 

 

 

ベンチマーク

 

 ※ベンチマークテストの説明および注意点については過去の記事をご覧ください。

【後編】メジャークラフトのショアジギングロッド選びで注意したいこと。(クロスライド5G、N-ONE、トリプルクロス、クロステージ、ソルパラ、ファーストキャスト LSJ) 自重(重さ、重量)、インプレ、ベンチマークテスト、ジグキャスターやコルトスナイパーとの比較 - 野良猫アニキの自由研究

 

 

 参考のためダイワタカミヤのロッドも入れてみました。

 

 先月、この記事よりも先行してベンチマークテストの結果をアップしたところ、読者の方からXR5-962MXR5-962M/LSJのバットの硬さがほぼ同じだったことについて、

 

 「この2本はバットに同じブランクスを使用している可能性はありますか?」

 

 というご質問をいただいたのですが、両者は微妙にブランクス径が異なる(Mの方がLSJより0.5mmほど太い)ため同じではないと思います。

 

 ※コメント欄で回答済みです

 

 ただ、バットの硬さがほぼ同じだったことは僕も驚いたけどねw

 

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実釣検証

 

【検証した環境】

 水深:足元7~8m。ルアー着水付近25~30m。

 :大潮

 潮流:0~26cm/秒。

 :0~3m/秒

 足場の高さ:0.5~4.5m。※潮位、立ち位置により変化

 

 

 

タックル紹介

 

 

 ロッド:メジャークラフト クロスライド5G XR5-962M/LSJ

 リールシマノ 13バイオマスターSW 4000XG

 PEライン:ラパラ ラピノヴァX マルチカラー 1.2号

 リーダー:デュエル カーボナイロンCN 6号 25LB

 メタルジグ:マルシン漁具 パニパニアクション 28g

      :撃投ジグ レベル 40g

      :シマノ コルトスナイパー サゴシジグ 42g

      :ダイソージグ 40g

      :ジグパラ 40g~50g

      :マリア ムーチョ・ルチア 45g

 

 トップルアー:マリア ラピード F130 30g

       :バスデイ クリスタルポッパー 70S 10.5g

       :バスデイ クリスタルペンシル 120S 37g

 

 

 

検証結果

 

【リールとの相性】

 13バイオマスターSW 4000XGより小さなリールを持っていないので複数サイズの比較はできないけれど、個人的にはこのサイズのリールとベストマッチだと思います。

 

 

【ジグ】

 今回は潮が動きやすい大潮且つ水深のある堤防だったので20gのジグは使いませんでした。

 1オンス(28g)~50gまでのジグを使ってみたところ、どれも問題無く使用可能。

 中でも使いやすいのは40g台でした。

 ちなみに適合ルアーMAXの50gでも問題は感じず。

 

 ※ジグの飛距離テストは記事の後半をご覧ください。

 

 

【プラグ】

 ダイビングペンシルはラピードF130(30g)しか試していないけれど、キャストもアクションもやりやすかった。

 ロッドの感触としては30g後半~40gのダイビングペンシル、ポッパーも使いやすそうです。

 バスデイクリスタルペンシル(37g)は問題無く使えたけれどクリスタルポッパー(10.5g)はさすがに軽すぎるみたいで飛距離はかなり落ちしました。

 

 クリスタルポッパーの飛距離は無風状態で40m~50m弱といったところ。クリスタルペンシルは目視で80mくらい飛んでいそう。

 

 

 

メタルジグ飛距離テスト

 

画像はXR5-962M

 

 以前、XR5-962Mの飛距離を測定した際、メジャークラフトのジグパラスロー(50g)が平均100mオーバーというのがあったのでXR5-962M/LSJもテストしてみました。

 

 ※使用ルアー:メジャークラフト ジグパラ 40g。ノットの位置は#2と#3の中間辺り

 

 (≡ΦωΦ)c/=======================。

 

 結果は以下の通り。

 

 ------弱い横風(1~2m/s前後)あり------

 1回目:85m

 2回目:86m

 3回目:90m

 -----------------無風-----------------

 4回目:95m

 5回目:99m

 6回目:98m

 7回目:104m

 8回目:96m

 9回目:94m

 10回目:95m

 11回目:98m

 ------測定器を地面(砂の上)に落としてしまったため終了------

 

 無風状態での平均飛距離97m

 

 決して悪い数値じゃないけれど、正直かなり微妙だなぁ...

 なんて思っていたんですが、

 これ、よく考えたらかなり良い結果かもしれません。

 なぜなら...

 

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今までのLSJロッドと比べて飛距離はどうか?

 

 今まで試したメジャークラフトLSJロッドの飛距離について詳細は過去の記事をご覧ください。

 

メジャークラフトの現行モデルで一番パワーがあるのはどれ?ショアジギング、ライトショアジギングロッド (クロスライド5G、N-ONE、トリプルクロス、クロステージ、ソルパラ、ファーストキャスト LSJ) おすすめ、自重(重さ、重量)、インプレなど【前編】 - 野良猫アニキの自由研究

 

 ざっくり言うと、

 過去、(僕の腕でも)比較的安定して90m~100mの飛距離が出せたのはメジャクラロッドのなかでも比較的パワーがあり、内径の大きなSiC-Sガイドリング搭載のトリプルクロスと、従来のSiC-Jガイドリングでありながらシャープでブレの少ない旧クロスライドいずれも10ftモデル

 この時の足場の高さは1m~3m

 使用ルアーはセンターバランス、リヤバランスのメタルジグ(40g)

 

 

 それに対し、クロスライド5G XR5-962M/LSJ9.6ft且つ足場の高さは50cm程度

 使ったルアーはセンターバランスのジグパラ(40g)のみであり、決して好条件づくしで出した飛距離ではない。

 

 ということはクロスライド5Gは9.6ftでありながら従来の10ftモデル並みの飛距離が出せると言えるかもしれない

 

 ※検証回数が少ないので念のため断言は控えておきますw

 

測定器を地面に落としてしまい、砂まみれになったところで検証終了



 

XR5-962M/LSJはどんなロッド?

 

 以前検証したXR5-962Mでもお話ししたけれど、LSJも例外ではなく"非常に軽くてシャープ”なロッドでした。

 

 軽くてシャープなロッドはパワーや強度面で心配があるけれど(前回の釣行にて)56cmのヤズを相手するのはすごく簡単で、

 

 「このサイズのヤズが相手ではロッドの本領を発揮していないな」

 

 という印象でした。

 

 30cm前後のネイリ(カンパチの幼魚)にあたっては瞬殺で、抵抗する間をほとんど与えなかったため根に潜る魚であることを忘れてしまいそうになるくらい。

 

 クロスライド5Gが従来モデルよりもパワーがあるのはもちろんのこと、それ以上にパワーの立ち上がりが早いのではないか?と思っています。

 

 ただ、僕好みのロッドか?というと、

 

 (;≡¬ω¬≡) うーん...どうでしょう...

 

 というのも僕にとってライトショアジギングは大物狙いではなくボウズ逃れと息抜き要素が強い。

 なので使用感で言えばファーストキャスト2代目ソルパラ3代目クロステージの方が適度なしなやかさ(いい意味でのダルさ)があって好きかな。

 

 え?トリプルクロスじゃないのかって?

 

 (;≡ΦωΦ≡) あぁ...トリプルクロスはね...

 

 トリプルクロスは大好きなロッドなんだけど、クロスライド5Gを使った後にもう一度使おうとは思えなくなりました。

 

 ※これはLSJモデルに限った話であり、ショアジギングモデルは別です。またクロスライド5Gと比べた場合の印象でありトリプルクロスのLSJモデルが使えないロッドに成り下がったという意味ではありません。

 

 それはなぜかというとね...

 

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★NEW★各LSJロッドのティップ、バットセクションの重量とバランス

 

 以下は僕が今まで使ったことのあるメジャークラフトLSJの中でピースごとに重量測定した物の一覧です。

 

 (重量)バランスリール取付位置から何センチ上でバランスが取れたかを記載。

 

 ファーストキャスト(FCS-962LSJ):25g

 ファーストキャスト(FCS-962LSJ):155g

 ファーストキャスト(FCS-962LSJ)バランス:29.2cm

 2代目ソルパラ(SPX-1002LSJ):43g

 2代目ソルパラ(SPX-1002LSJ):178g

 2代目ソルパラ(SPX-1002LSJ)バランス:38.8cm

 2代目クロステージ(CRK-962LSJ):36g

 2代目クロステージ(CRK-962LSJ):176g

 2代目クロステージ(CRK-962LSJ)バランス:29.9cm

 3代目クロステージ(CRX-962LSJ):31g

 3代目クロステージ(CRX-962LSJ):167g

 3代目クロステージ(CRX-962LSJ)バランス:29.3cm

 3代目クロステージ(CRX-1002LSJ):34g

 3代目クロステージ(CRX-1002LSJ):153g ※9.6ftより軽いのは今でもナゾ

 3代目クロステージ(CRX-1002LSJ)バランス:37.9cm

 N-ONE(NSS-1002LSJ):36g

 N-ONE(NSS-1002LSJ):193g

 N-ONE(NSS-1002LSJ)バランス:未計測

 2代目トリプルクロス(TCX-1002LSJ):44g

 2代目トリプルクロス(TCX-1002LSJ):146g

 2代目トリプルクロス(TCX-1002LSJ)バランス:48.5cm

 初代クロスライド(XRS-962LSJ):28g

 初代クロスライド(XRS-962LSJ):158g

 初代クロスライド(XRS-962LSJ)バランス:未計測

 クロスライド5G(XR5-962M/LSJ):27g

 クロスライド5G(XR5-962M/LSJ):124g

 クロスライド5G(XR5-962M/LSJ)バランス:34.7cm

 

 

 この中でトリプルクロスクロスライド5Gを比べるとトリプルクロスの上半分がかなり重い。

 また上半分が重い割に下半分は軽いのでやや先重りを感じていた。

 

 対してクロスライド5Gの上半分はステンレスガイドにも関わらずチタンガイド搭載初代クロスライドとほぼ同じ。

 下半分も軽いんだけど全体のバランスで言えばほとんど先重りを感じない。

 

 なのでXR5-962M/LSJを持った後でTCX-1002LSJを持つとクラス違いのロッドを持っているかのような先重りを感じてしまう。

 

 クロスライド5G9.6ftトリプルクロス10ftなのでトリプルクロスの方が条件的に不利ではあるものの、行きつけの釣具屋で10ft同士を持ち比べた結果もクロスライド5G(XR5-1002M/LSJ)の方が断然軽く先重りが少なかった。

 

 比べなければいい話なんだけど、トリプルクロスのLSJを使っている方がクロスライド5GのLSJを触る時は注意が必要です。

 おそらく一度触ったらクロスライド5Gが欲しくなると思うよ。

 

 o(≡ΦωΦ≡)o シャキーン

 

 

 

 余談ですが、ベンチマークテストで2代目ソルパラ(SPX-1002LSJ)を見るとかなりシャープそうな印象を受けると思うんだけど全長が10ftあること、且つティップ部分の重量が適度に影響しているのかクロスライド5Gと比べてマイルドな印象です。

 

 

 

 

XR5-962M/LSJはどんな人におすすめか?

 

 軽量でシャープなロッド特有の若干シビアな面を持つクロスライド5G(XR5-962M/LSJ)はどんな方にお勧めで、どんな方にお勧めしないか?を僕なりに考えてみました。

 

 

【お勧めする人】

 ・軽さ、シャープさとパワーの両立、且つ従来のメジャークラフトLSJロッドの9.6ftモデルより飛距離をアップしたい人。

 ・従来のメジャクラLSJロッドよりロッドパワーの立ち上がりを早めたい人

 ・ライトショアジギングのアベレージサイズではなく中型青物(例えば60~70cmヤズ、50cm代カンパチ)をメインターゲットにする方のマイクロベイトパターン攻略。

  クロスライド5Gを使うことで従来のモデルよりも中型以上の青物を攻略できる可能性は上がると思います。ただしガイドサイズは従来モデルから変わらないので基本的に太いリーダーとの相性は良くありません。特にカンパチは青物の中でも難易度の高いターゲットなので駆け上がりや根の存在する場所で狙う際は引き続き注意が必要です。

 ・シャープなロッドの扱いに慣れている人。キャスト時にルアーの重量をロッドに十分乗せられる人。

 ・手首のスナップを使ってルアーにいろんなアクションをさせたい人。

 ・軽量でシャープなロッドを練習して使いこなしたい人。

 ・クロスライド5Gがどんなロッドか気になりすぎて仕事も家事も手に付かない人。

 

【お勧めしない人】

 ・ルアーのキャストが苦手な人。

  例えば従来のメジャークラフトLSJロッド(もしくはそれに相当するロッド)で、ノットをガイド内側に入れた状態でキャストするとライントラブルが頻発するけどノットをガイドの外に出した途端トラブルが解消する人。

  ※常にノットをガイドの外に出してキャストする方は除く

 ・頑張ればシャープなロッドも扱えなくはないけれど、できればボーっと考え事をしながらキャストしてもトラブルなく無難にルアーを飛ばしたい人。

 ・ファーストキャストソルパラなど、比較的マイルドなロッドがしっくりくる人。

 

 

 

シビアなロッドは不安って方へ

 

 シビアといっても極端に尖った性格のロッドではないので使っているうちに慣れてくると思うけれど、もし不安だという場合クロスライド5Gは10ftでも非常に軽くて先重りが少ないので(おそらく)9.6ftよりも若干マイルドであろう10ft(XR5-1002M/LSJ)の方をお勧めします。

 

 

 

 

★追記★より大物を相手にパワーを上げたい場合

 

 地域や時期によっては堤防でも地磯並の大物が回遊してくることがあると思います。

 普段はLSJでよくても大物回遊時はロッドパワーが不安という場合、いままではショアジギングロッドのMHクラスを選ぶことが多かったと思うけれどクロスライド5GであればLSJMHの間にMモデルの選択肢がある。

 

 MLSJよりワンランク上のパワーで堤防ブリも視野に入れたモデル。

 自重はやや増えるけれど、それでも従来のLSJロッド並みの約200gなので女性でも扱えると思います。

 長さは9.6ftと10ftが選べるけれど、シャープなロッドの扱いに慣れていない方や、初心者の方でどれを選べばわからない方にはやはり10ft(XR5-1002M)がおすすめ。

 

 

 ルアーの飛距離や使用感については別記事をご覧ください。

 

necoaniken9.hatenablog.jp

 

 

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今後の記事について

 

 最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 本当はもう一日早く記事をアップできると思っていたのですが、いざ書き終わってみると日付が変わっていました。

 

 相変わらずのんびりというかマイペースというか...

 そういえば学生時代のテストも回答欄を最後まで埋めれたことって滅多になかったなぁ...

 (≡ΦωΦ≡) テヘ

 

 さて次回の記事ですがおそらくタックル紹介記事になると思います。

 今月中旬頃アップできると思いますが、カンパチの回遊情報があれば急遽プチ遠征を挟む可能性があるのでその場合はやむを得ず後回しになるかもしれません。

 

 毎回予定が曖昧ですが良かったら時間のある時に是非読んでください。

 

 今日はここまで。

 

 (≡ΦωΦ≡)ノシ マタネー