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野良猫アニキの自由研究

どうすればショアから大型青物(70cm~1m)を釣れるのか?そのためのタックル選びやポイント探しのコツをテーマにした自由研究です。

コルトスナイパーSS 16コルトスナイパーBBの違いをベンチマークテストで比較! S100MH、S1000MH。コルトスナイパーXR、無印、ボーダレス並継305H6、ダイワ、メジャークラフト、タカミヤ、ミュートスソニオとの硬さ比較インプレ!

■2021/12/14 NEWコルトスナイパーBBのインプレ記事をアップしました。 

necoaniken9.hatenablog.jp

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 (≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。

 

 今回はコルトスナイパーSS S100MH16コルトスナイパーBB S1000MHの違いを見るためベンチマークテストを行いました。

 この2つは結構気になる方多いんじゃない?

 

 ※実釣検証する時間が無かったのでベンチマークテストからのインプレになります。

 

 

 

主なスペックとベンチマーク(測定値)

 

 主なスペックおよびベンチマークの測定値をご紹介。

 今回は比較のため一部の生産終了(受注終了)モデルも掲載します。

 

f:id:necoaniki:20200831130039j:plain

フロントグリップ長、リール取付位置の説明

 

コルトスナイパーSS、16コルトスナイパーBB

 

f:id:necoaniki:20201226201433j:plain

コルトスナイパーSS S100MH(左)、コルトスナイパーBB S1000MH(右)

 

コルトスナイパーSS S100MH

 全長:10ft

 自重:260g

 継数:2

 適合ルアー:ジグ~80g、プラグ~65g

 適合ライン:MAX#3

 ガイドサイズ:8-8-8-10-12-16-20-30

 フロントグリップ長:約19.1cm

 リール取付位置:約47.2cm

 重量バランス:リール取付位置中心より上へ約38cm

 仕舞寸法:157cm

 竿尻:EVA

 

 ベンチマーク

 ティップ:23.1cm

 バット:2.44cm

 

 

 

16コルトスナイパーBB S1000MH

 全長:10ft

 自重:266g

 継数:2

 適合ルアー:ジグ~80g、プラグ~60g

 適合ライン:MAX#3

 ガイドサイズ:8-8-8-10-12-16-20-30

 フロントグリップ長:約19.9cm

 リール取付位置:約43.8cm

 重量バランス:リール取付位置中心より上へ約47cm

 仕舞寸法:157cm

 竿尻:EVA

 

 ベンチマーク

 ティップ:23.1cm

 バット:3.36cm

 

 

 

 

ボーダレス

 

ボーダレス並継305H6

 全長:10ft

 自重:270g

 継数:3

 適合ルアー:ジグ~75g、プラグ~54g

 適合ライン:MAX#3

 ガイドサイズ:8-8-10-12-16-20-30

 フロントグリップ長:約7.3cm

 リール取付位置:約46.5cm

 重量バランス:リール取付位置中心より上へ約43.2cm

 仕舞寸法:121cm

 竿尻:ラバー

 

 ベンチマーク

 ティップ:27.1cm

 バット:2.35cm

 

 

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ベンチマーク(表)

 

 今回もベンチマークテストの結果を表にしてみました。

 

 

ベンチマークテストの説明

 

 ベンチマークテストってパソコンのCPUとかGPUの比較でよく聞くと思うんだけど、ロッドの比較という観点から勝手にベンチマークテストと名付けました。

 ※元々は測量で使われる言葉らしい。

 

 ベンチマークの測定方法は以下の通り。

 

f:id:necoaniki:20200612034952j:plain

 

 【測定方法】

 1、ロッドの先端に300gのウエイトを直接ぶら下げた場合、Aの部分が何センチ曲がるかを測定。

 

 2、バット部分に5000gのウエイトを直接ぶら下げた場合、Bの部分が何センチ曲がるかを測定。

 

 

 通常のベントカーブはロッドを全体の曲がり方を見るけれど、それでは数値化したときにティップとバットを個々に比較しづらいため2つに分けました。

 

 これってベリー部分を測定しないから正確に測定できないのでは?って普通思うよね!?

 僕もそこが不安だったんだけど、実際にこの測定で近い数値が出たロッド同士を何本か実釣で比較したところ、キャストフィールや操作性は許容範囲と思えるくらいの誤差でした。

 

 ティップに関しては仮に同じ数値だったとしても調子の違いで若干操作性が異なる場合があるけれど、何も情報が無いよりはマシくらいに思ってください。

 

 ただ、全長や自重、重量バランス、リール取付位置が大きく異なるとキャストフィールや操作感も大きく変わってしまうので比較するにはある程度の条件が付きます。

 

ベンチマークテストに関する注意点】

 このベンチマークテストは素人のブログ主が趣味の一環で行ったものです。

 測定に関する専門知識はなく、DIYで制作した簡易な装置を使っての測定のため数値に誤差が生じる可能性があります。

 また、使用したロッドのほとんどが中古品であるため新品時とは異なる可能性があります。

 ベンチマークテストの測定結果、数値は予告なく修正・変更する場合があります。

 

ベンチマークテストの目的】

 測定したのはロッドの「硬さ」であり、「パワー」とは異なります。

 一般的にロッドのパワーとはロッドが曲がることによって発生する反発力のこと。

 対してロッドの硬さとは負荷に対して曲がらず真っすぐでいようとする抵抗力のようなものです。

 魚を寄せたり浮かせるために必要なのはパワーと言われていますが、硬さを測定することでキャストフィールやルアーの操作感を比較・予想するのに役立つと思っています。

 ただしベンチマークの数値が近いロッド同士でも調子の違い、ガイド、重量、ロッドの持つ復元スピードの違いにより実際の操作感が異なるケースがあります。

 

測定結果

 

 ※縦軸のアルファベットと横軸の数字は表内で位置を把握しやすくするために打ったナンバーです。 

 

 

 ※ロッド名、自重、ルアーウエイトを書き込むため文字を小さく、しかも英文字にしたら読みにくくなりました。

 ※特にスマホの方は申し訳ありませんが、画像を拡大(タップ)して見てください。

 

  今回も比較のためコルトスナイパー(XR、無印)ボーダレス並継305H6ダイワタカミヤゼナックメジャークラフトの中で比較的硬さの近いロッドを入れてみた。

 

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コルトスナイパーSSとBBってどんなロッド?

 

 今回ベンチマークテストを行って面白いと思ったことがいくつかあります。

 

ティップの硬さが全く同じ

 

 あくまでも僕が測定した結果の話だけど、それでもこの結果は面白いと思いました。

 ただしバットの硬さは全然違うね。

 

 

16コルトスナイパー(無印) S1000H-3よりコルトスナイパーSS S100MHの方が硬い!

 

 メーカーの話では無印の方が若干パワーは上らしいんだけど、硬さはSSの方が上だとは思わなかった。

 ちなみにコルトスナイパーSS S100MHのバットの硬さはコルトスナイパーXR S100MH-3とほぼ同じだった。

 

 

16コルトスナイパーBB S1000MHとタカミヤ ショアジギングGR2 100Mは似ている!?

 

 スペック(自重、ルアーウエイト、リール取付位置、リールシート緩み防止機構、ガイドなどの各設定、ベンチマーク値)が酷似している。

 

  実際に魚を掛けた時のパワー特性まで同じかは分からないけれど、使用感がほぼ同じだとしたらどちらを買うか悩むかも!?

 

 タカミヤ ショアジギングGR2 については過去の記事をご覧ください。

necoaniken9.hatenablog.jp

 

 

ライバルのジグキャスターとは性格が異なる!?

 

  メジャークラフトは測定していないロッドがまだまだ多いので何とも言えないけれど、ジグキャスター(MX)とは性格の異なるロッドと言えそう。

 

  コルトスナイパーに比べてジグキャスターは胴調子と言えるのかな。

  ちなみに、同じシマノでもボーダレス並継305H6とも異なる。

 

 

 

コルトスナイパーSS S100MHと16コルトスナイパーBB S1000MHはお勧めのロッドか? 

 

 ベンチマークテストの結果および今までの実釣検証で好印象だったタカミヤ ショアジギングGR2 100Mメジャークラフト ソルティック ST-962MH16コルトスナイパーS1000H-3の硬さに近いことを考えると堤防やテトラ帯だったらとても使いやすいと思います。

 

 ただし16コルトスナイパーBB S1000MHは僕がベンチマーク測定したロッド約60本中リール取付位置の低さナンバー1

 ロッドがしなやかなのでキャストするのに苦労は無いと思うけれど、良いか悪いかは使う方の好みによると思う。

 

 軽いルアーの操作性を重視する方やリール取付位置の低いシーバスロッドからステップアップする方なら違和感ないのかもね。

 

 

 

ボーダレス並継 305H6はどんなロッド? 

 

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ボーダレス並継 305H6

 

 ボーダレスは何年も前の話になるけれど数回実釣検証したことがある。

 

 バットのパワーがある割にティップがしなやかなのでキャストできるルアーの範囲が広い印象。

 また、ティップが柔らかいといってもベリーはそこそこ反発力があるので意外とジグもしゃくれる。

 これは旧モデルのAR-C TypeXX MHから引き継いだ良い部分だと思う。

 

 ただ、旧モデルと比べ、(僕にとって)悪い意味で変わってしまったのがリール取付位置が下がったことと適合ルアーウエイトが下がったこと。

 

 (10ftの場合適合ルアーウエイトがジグで20gダウン。プラグは10gダウン)

 

 これがもし旧モデルと同等かそれ以上であれば堤防やテトラではメイン、地磯ではサブロッドとしてマルチに使えるかなり強力な武器となった可能性がある。

 

 決して悪いロッドと言う意味ではないんだけど、3ピースモデルで言えばコルトスナイパーXRコスパが非常に高いのでショアジギングするのにボーダレス並継モデルをお勧めするか?というと難しいかも。

 

 (ボーダレスのデザインは個人的に好きだけどねw)

 

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まとめと今後の記事について

 

 全く実釣検証していないのでネタが少なくてすみません。

 どちらも人気のモデルだから硬さだけでも知りたい方いるんじゃないかな?と思って書きました。

 

 今後の記事について、年内にあと1回地磯に行きたいと思っているんだけど、天気予報を見ると雨と大寒波。

 (≡ΦωΦ≡;) コマッタ

 

 もし行けたら行きます。

 果たしてブリは釣れるのか...

 

 今日はここまで。

 

 (≡ΦωΦ≡)ノシ ダスビダーニャ