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野良猫アニキの自由研究

どうすればショアから大型青物(70cm~1m)を釣れるのか?そのためのタックル選びやポイント探しのコツをテーマにした自由研究です。

【インプレ!】クロスライド5G XR5-1002MとXR5-962Mの違い。ジグの飛距離はどちらも100m超え! ベンチマークテストなど

■2023/03/09 飛距離測定ルアー追加

 

 (≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。

 

 今回は久しぶりにクロスライド5Gについて、ベンチマークテストなども踏まえてお話しします。

 

 んじゃ、早速いってみよ!

 

 \(≡ΦωΦ≡)/

 

 

スペック紹介

 

XR5-1002M



 まずはスペックの紹介。

 

クロスライド5G Mシリーズ ※メーカーの説明

 

 ライトショアジギング感覚で使える本格モデル。

 40g前後のジグやブレード系バイブレーション、ヘビーミノーにも対応。

 ブリとのファイトを想定したパワフルなバットパワーが特徴。

 

XR5-1002M

 

 全長:10ft

 自重:206g

 継数:2

 適合ルアー:20-60g

 適合ライン:#1.0-2.5

 ガイドサイズ:8-8-8-8-12-16-20-30

 フロントグリップ長:約19.9cm

 リール取付位置:約49.9cm

 重量バランス:リール取付位置中心より上へ約42.4cm

 仕舞寸法:158.3cm ※実測値

 竿尻:EVA

 

 
 

XR5-962Mについては過去の記事をご覧ください。

necoaniken9.hatenablog.jp

 

 

 

ベンチマーク

 

 ※ベンチマークテストの説明および注意点については過去の記事をご覧ください。

【後編】メジャークラフトのショアジギングロッド選びで注意したいこと。(クロスライド5G、N-ONE、トリプルクロス、クロステージ、ソルパラ、ファーストキャスト LSJ) 自重(重さ、重量)、インプレ、ベンチマークテスト、ジグキャスターやコルトスナイパーとの比較 - 野良猫アニキの自由研究

 

 

 参考のためダイワタカミヤのロッドも入れています。

 

 XR5-962Mと比べてバットは少し硬く、ティップは少し柔らかい。

 また、全長が長いこともあって全体的にはややマイルド感が出たけれど、それでも他と比べればシャープなロッドと言えそう。

 

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ルアーの飛距離テスト

 

 今回はいつもより多くのルアーを投げてみましたが、なるべく無風状態を狙ってテストしたので時間の都合上各ルアー3回ずつの測定になりました。

 

 

 ロッド:メジャークラフト クロスライド5G XR5-1002M

 リールシマノ 13バイオマスターSW 4000XG

 PEライン:ラパラ ラピノヴァX マルチカラー 1.2号

 リーダー:デュエル カーボナイロンCN 8号 30LB

 :0~4m/秒

 足場の高さ:0m

 

オーナー 投次郎 50g

 

 肩慣らし:98m

 1回目:104m

 2回目:101m

 3回目:101m

 平均:102m

 

メジャークラフト ジグパラスロー 50g

 

 1回目:101m

 2回目:103m

 3回目:105m

 平均:103m

 

ザウルス トビペンシル 140 45g

 

 1回目:68m

 2回目:62m

 3回目:66m

 平均:65m

 

ダイワ ソルティガ オーバーゼア 130S  53g (ノーマル)

 

 1回目:78m

 2回目:74m

 3回目:80m

 平均:77m

 

 

ショアラインシャイナーZ セットアッパー 145S-DR 39g

 

 1回目:68m

 2回目:54m

 3回目:81m

 平均:68m

 

 

★NEW★ショアラインシャイナーZ セットアッパー 125S-DR 26g

 

 1回目:64m

 2回目:67m

 3回目:62m

 平均:64m

 

 

★NEW★コルトスナイパー ロックディープ120Sジェットブースト30g

 

 1回目:62m

 2回目:59m

 3回目:62m

 平均:61m

 

 

K-TEN K2F162 T:3 162mm 45g

 

 1回目:63m

 2回目:72m

 3回目:62m

 平均:66m

 

 

★NEW★デュエル ハードコア モンスターショット125 (S) 60g

 

 1回目:78m

 2回目:73m

 3回目:80m

 平均:77m

 

 

★NEW★デュエル ハードコア モンスターショット 95(S) 40g

 

 1回目:80m

 2回目:75m

 3回目:79m

 平均:78m

 

 

★NEW★デュエル ハードコア ヘビーショット 125 (S) 40g

 

 1回目:72m

 2回目:73m

 3回目:69m

 平均:71m

 

 

デュエル ハードコア ヘビーミノー 90(S) 29g

 

 1回目:52m

 2回目:53m

 3回目:55m

 平均:53m

 

 

バスデイ クリスタルペンシル 120S 37g

 

 1回目:87m

 2回目:80m

 3回目:82m

 平均:83m

 

 

★NEW★バスデイ クリスタルペンシル 95S 30g

 

 1回目:78m

 2回目:76m

 3回目:78m

 平均:77m

 

 

★NEW★フラペンブルーランナーS115 38g

 

 1回目:76m

 2回目:68m

 3回目:75m

 平均:73m

 

 

 10ftになっても反発力の高さは健在。

 残念ながらXR5-962M(ジグパラスロー50gの平均101m)と比べて圧倒的な飛距離の差は無く、むしろ誤差と言ってもいいくらい。

 

 とはいえ今回試した投次郎50gジグパラスロー50gはいずれもコンスタントに100mを超えました。

 

 (≡ΦωΦ≡)σ そもそもXR5-962Mの飛距離が優秀過ぎるんだよねぇ

 

 両者の間に明確な違いを感じたのはXR5-1002Mの方がバットにルアーの重みを乗せるのが容易だったこと。

 なのでキャストが苦手な方はXR5-1002Mの方がおススメです。

 

 ちなみに僕は重心移動システムがいまだに苦手なんだけど、今回使用したショアラインシャイナーZ セットアッパー 145S-DRK-TEN K2F162 T:3で露骨にそれが出た気がします。

 飛ぶ時はメチャクチャ飛ぶんだけど、そうでない時とのギャップがデカすぎるw

 特にセットアッパーはメーカーが公表している飛距離(最大92m、平均88.5m)は僕には一生出せないと思います。

 

 (ヾノ ΦωΦ≡) とても無理

 

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重量バランス

 

 XR5-962Mの記事では重量バランスに加えてロッドの上下のピース(#1、#2)の重量も紹介したのでXR5-1002Mも一応掲載しておきます。

 

クロスライド5G XR5-962M (適合ルアー:20-60g)

 ガイドサイズ:8-8-8-8-12-16-20-30 (ステンレスフレーム)

 自重(#1/#2):40g/157g

 重量バランス:リール取付位置中心から上へ約38.6cm

 

クロスライド5G XR5-1002M (適合ルアー:20-60g)

 ガイドサイズ:8-8-8-8-12-16-20-30 (ステンレスフレーム)

 自重(#1/#2):42g/164g

 重量バランス:リール取付位置中心から上へ約42.4cm

 

 XR5-962Mと持ち比べると差は感じるものの、先重りするか?というと気になるほどの先重りはありませんでした。

 元々の自重が軽いこともあり、XR5-1002Mですら手首のスナップでロッド操作することは比較的簡単。

 

 

 

リール、ルアーとの相性

 

XR5-1002Mと13バイオマスターSW 4000XG

 

【リールとの相性】

 これはXR5-962Mの時にもお話しした通り、ダイワリールの場合5000~6000番(旧3500~4000番相当)、シマノリールであれば4000~6000番がマッチしそう。

 

 シマノリールの場合、4000番と6000番ではボディサイズが異なるけれど、ターゲットのサイズやルアーのサイズ、潮流、水深(ルアーにかかる負荷)によって好みで選べばよいと思います。

 ただ、リアルな話をするとクロスライド5GLSJではなくMを選択する時点でそれなりに大物狙いか難易度やや高めの釣りだろうと思うので6000番を選択しておくほうが無難かもね。

 

 

【ジグ】

 XR5-962Mの時は18gだと操作感が非常に薄く、30gだとマシで40g~60gと増やしていくほどいい感じ。MAX重量を超える80gがロッドを曲げやすかった的な話をしたけれど、XR5-1002Mの場合はロッドが長い分ルアーの抵抗、重さを感じやすい。

 ※MAX重量を超えるルアーの使用は自己責任で

 

 絶対的な感度の良さはXR5-962Mの方が上だけどトータルバランス的な使いやすさはXR5-1002Mの方が上だと思います。

 

 

【プラグ】

 XR5-962Mの時はアングラーとの相性も影響したのか検証したプラグのほとんどで操作性が悪かった。

 それとは逆にXR5-1002Mはプラグも使いやすい。

 同じロッドの同じパワーなのに長さが違うだけでこれだけ差を感じるのは正直ビックリしました。

 

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★追記★クロスライド5G XR5-1002Mはこんなロッド(962Mとの比較まとめ)

 

 XR5-962Mの若干シビアな(表現を変えるとやや尖った)部分を無くし、ロッドのパワー、攻撃性能の高さは共通しているのがXR5-1002Mな感じ。

 

 正直な話、XR5-1002Mについては悪い所を探すほうが難しいと思いました。

 

 あえてXR5-962Mを選ぶ場合のメリットとしては、

 少しでも軽さ、感度、取り回しの良さを重視したい場合かな。

 

 このロッドで大物は釣っていないんだけど、過去の釣果から推測するに堤防のブリであればアングラー側にそこそこの余裕が生まれると思う。

 

 クロスライド5GMを使って堤防でガチのブリ(80~90cm)を相手にする場合、ライン強度とルアーのバランスを考えるとPE1.2~1.5号、リーダーは40~60Lb(10~12号)くらいが良いと思います。

 

 もしかすると(比較的軽めのルアーが必要な)水深浅めのテトラ帯のブリ狙いでもお勧めのロッドになるんじゃないか?とも思っています。

 

 同社のLSJロッドと比べれば軽いルアーの扱いには慣れが必要になるけれど、大物を狙うにあたってLSJタックルではパワーに不安があったり、やや太いライン(PE1.5~2)やリーダー(例えば10~12号、40Lb~60Lb)を使うにあたりライン抜けが悪いと悩んでいるならガイドサイズもワンサイズ大きなXR5-1002Mがおすすめです。

 

 

地磯で使えるか?

 

 ここまで良い話をすると、

 

 「クロスライド5GMは地磯でも使えるんじゃないか?」

 

 という期待が出てきそうだけど、それについて僕の主観を言うと「条件付き」で使えると思います。

 

 パッと思いつく範囲で問題となりそうな点を挙げると、

 

 ・ルアー重量MAX60gの場合プラグ系ルアーの選択肢はあるもののジグ60gは着底しない地磯が多い。

 

 ・ブリ類(60~80cm台)やサワラ、シイラを寄せるのは問題無いと思うが、そこそこサイズ(60cm~)のカンパチを相手にする場合は運要素がかなり高くなると思う。

 

 ・仮にブリをヒットさせて足元まで寄せた場合、ロッドの強度的に抜き上げやズリ上げは困難だと思うのでギャフやタモが必要になる。(→荷物が増える)

  ※太いリーダー(キズ無しで60LB以上)であればリーダーを手でつかんで抜き上げできるが、そこまで太いリーダーを常用するにはガイドサイズ的にシビアなラインシステムが求められると思います。

 

 これらの問題が解決するなら、もしくは地磯で小型~中型青物や根魚を狙うのであれば使えると思います。

 

 

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今後の記事について

 

 最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 なんとか今月中にアップしようと急いで書いた記事なので後日読み直して修正するかもしれませんが大きな変更は無いと思います。

 

 次回の記事ですが、2022年12月の釣果報告記事になると思います。

 

 良かったら時間のある時に読んでください。

 

 今日はここまで。

 

 (≡ΦωΦ≡)ノシ マタネー