■2024/01/09 オーバーゼアグランデ 100H-3、100HH-3について記事追加
(≡ΦωΦ≡) こんにちは、猫のアニキです。
今回は以前から気になっていたダイワのオーバーゼア グランデ ショアジギングモデルの紹介です。
じゃ、早速行ってみよ!(≡ΦωΦ≡)/
- 商品紹介
- ラインナップ・スペック紹介
- ベンチマーク表
- 主な技術特性
- オーバーゼアグランデはどんな人におすすめ?(予想)
- ★NEW★オーバーゼアグランデ 100H-3と100HH-3の硬さがほぼ同じという謎について考えてみる
- まとめと今後の記事について
商品紹介
【メーカーHPより抜粋】
サーフ・ゴロタ・リーフ・堤防・磯……。
オーバーゼアで全ての水平線を狙い撃て!
すべての水平線を狙い撃て。
広大な海の可能性を探る「OVER THERE」のハイパワーモデル
マルチルアーキャスティングロッドのオーバーゼアに、ハイパワーシリーズが登場した。
その名はグランデ(偉大・大きい)。
大型のプラグや重いメタルジグを沖まで飛ばす遠投性、トップウォータープラグやジグを自在にコントロールする操作性、大物を浮かせる強靭性を兼ね備えたショアジギング&ショアプラギングモデル。
そのターゲットはサバやタチウオなどから、根魚、サワラやシイラ、ブリ、ヒラマサ……。
軽さと強靭なパワーを武器に、堤防や磯からディープブルーの水平線を狙い撃つ。
ラインナップ・スペック紹介
※最大ドラグ値は目安であり強度の保証ではありません。
100M
シリーズのなかで最もしなやかなモデル。
堤防やサーフから40gまでの軽量ジグやプラグで狙うサバやソーダガツオなどの小型青物をはじめ、タチウオなどにも最適。
・全長:10ft
・自重:275g
・継数:2本
・適合ルアーウェイト(ジグ):15-60g
・適合ルアーウェイト(プラグ):10-40g
・最大ドラグ:5kg/45°
・適合ライン(PE):1-2号
・ガイドサイズ:8-8-8-10-12-16-20-30
・フロントグリップ長:─cm
・リール取付位置:─cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約─cm
・仕舞寸法:157cm
・竿尻:─
・メーカー希望本体価格(税込):¥48,000円
100MH
堤防・磯からの小~中型青物をターゲットにしたモデル。
ジグ、プラグとも使いやすいマルチテーパーに仕上げた汎用モデル。
イナダ&ワラサ、サゴシの本命ロッド。
・全長:10ft
・自重:300g
・継数:2本
・適合ルアーウェイト(ジグ):20-80g
・適合ルアーウェイト(プラグ):15-60g
・最大ドラグ:7kg/45°
・適合ライン(PE):1.5-3号
・ガイドサイズ:10-10-10-10-12-16-20-30
・フロントグリップ長:─cm
・リール取付位置:─cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約─cm
・仕舞寸法:157cm
・竿尻:─
・メーカー希望本体価格(税込):¥48,500円
106MH
120~160mmクラスのダイペンやポッパーでの青物キャスティングとヒラスズキを1本で兼用できる磯プラッギングスぺシャル。
しなやかなティップはフォール中のジグのコントロールにも優れ、ショアスローの根魚にも対応する。
・全長:10.6ft
・自重:308g
・継数:2本
・適合ルアーウェイト(ジグ):20-80g
・適合ルアーウェイト(プラグ):15-60g
・最大ドラグ:7kg/45°
・適合ライン(PE):1.5-3号
・ガイドサイズ:10-10-10-10-12-16-20-30
・フロントグリップ長:─cm
・リール取付位置:─cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約─cm
・仕舞寸法:164cm
・竿尻:─
・メーカー希望本体価格(税込):¥49,000円
99H
潮流の速いエリアや水深のあるエリアで多用される100gクラスのジグをメインとしたジギングモデル。
レングスも短めにすることで操作性を重視。
ブリやメーター越えのシイラ、小型のヒラマサに最適。
・全長:9.9ft
・自重:335g
・継数:2本
・適合ルアーウェイト(ジグ):30-100g
・適合ルアーウェイト(プラグ):20-80g
・最大ドラグ:8kg/45°
・適合ライン(PE):2-4号
・ガイドサイズ:10-10-10-10-12-16-25-40
・フロントグリップ長:─cm
・リール取付位置:─cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約─cm
・仕舞寸法:153cm
・竿尻:─
・メーカー希望本体価格(税込):¥50,000円
106H
180mmクラスのダイペンやポッパーで大型青物を狙う本格派プラッギングスペシャル。
パワーの割りにしなやかに設計したティップでプラグの操作性が大きく向上。
ブリやメーター越えのシイラ、小型のヒラマサに最適。
・全長:10.6ft
・自重:345g
・継数:2本
・適合ルアーウェイト(ジグ):30-100g
・適合ルアーウェイト(プラグ):20-80g
・最大ドラグ:8kg/45°
・適合ライン(PE):2-4号
・ガイドサイズ:10-10-10-10-10-12-16-25-40
・フロントグリップ長:─cm
・リール取付位置:─cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約─cm
・仕舞寸法:164cm
・竿尻:─
・メーカー希望本体価格(税込):¥51,000円
100HH
大型青物を主眼に置いたモデル。
プラッギング・ジギングともに1本でこなすマルチテーパー設計。
磯でのヒラマサや大型のブリがターゲット。
・全長:10ft
・自重:376g
・継数:2本
・適合ルアーウェイト(ジグ):40-120g
・適合ルアーウェイト(プラグ):30-100g
・最大ドラグ:10kg/45°
・適合ライン(PE):3-5号
・ガイドサイズ:10-10-10-12-16-20-25-40
・フロントグリップ長:─cm
・リール取付位置:─cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約─cm
・仕舞寸法:158cm
・竿尻:─
・メーカー希望本体価格(税込):¥52,000円
100MH-3
携帯性に優れる3ピースモデル。
堤防・磯からの小~中型青物がターゲット。
ジグ、プラグとも使いやすいマルチテーパーに仕上げた汎用モデル。
遠征を意識して2ピースモデルよりも少しパワーを上げている。
・全長:10ft
・自重:300g
・継数:3本
・適合ルアーウェイト(ジグ):20-80g
・適合ルアーウェイト(プラグ):15-60g
・最大ドラグ:7kg/45°
・適合ライン(PE):1.5-3号
・ガイドサイズ:10-10-10-10-12-16-20-30
・フロントグリップ長:21.1cm
・リール取付位置:48.1cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約33cm
・仕舞寸法:109cm
・竿尻:ラバー
・メーカー希望本体価格(税込):¥51,500円
①ティップ:24.2cm
②バット:3.03cm
ベンチマーク座標:9-G
100H-3
携帯性に優れる3ピースモデル。
シリーズの中核を担うモデルでジグもプラグも扱いやすいマルチテーパー設計。
遠征を意識して2ピースモデルよりも少しパワーを上げている。
・全長:10ft
・自重:340g
・継数:3本
・適合ルアーウェイト(ジグ):30-100g
・適合ルアーウェイト(プラグ):20-80g
・最大ドラグ:8kg/45°
・適合ライン(PE):2-4号
・ガイドサイズ:10-10-10-10-12-16-25-40
・フロントグリップ長:23.4cm
・リール取付位置:50cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約32.6cm
・仕舞寸法:109cm
・竿尻:ラバー
・メーカー希望本体価格(税込):¥53,000円
①ティップ:17.2cm
②バット:2.48cm
ベンチマーク座標:11-K
100HH-3
携帯性に優れる3ピースモデル。
大型青物を主眼に置いたモデル。
プラッギング・ジギングともに1本でこなすマルチテーパー設計。
遠征を意識して2ピースモデルよりも少しパワーを上げている。
・全長:10ft
・自重:378g
・継数:3本
・適合ルアーウェイト(ジグ):40-120g
・適合ルアーウェイト(プラグ):30-100g
・最大ドラグ:10kg/45°
・適合ライン(PE):3-5号
・ガイドサイズ:10-10-10-12-16-20-25-40
・フロントグリップ長:23.5cm
・リール取付位置:50cm
・重量バランス:リール取付位置中心より上へ約33.4cm
・仕舞寸法:109cm
・竿尻:ラバー
・メーカー希望本体価格(税込):¥55,000円
①ティップ:17cm
②バット:2.47cm
ベンチマーク座標:11-K
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ベンチマーク表
お次はベンチマーク表での比較です。
(≡ΦωΦ≡) ドキドキ ワクワク♪
ベンチマークテストの説明
ベンチマークテストというとパソコンのCPUやGPU、オンラインゲームの動作チェックでよく聞く単語だと思いますがロッドの硬さを測定し比較するという観点から当ブログ内でもベンチマークテストと呼ぶことにしました。
※元々は測量で使われる言葉らしい。
ベンチマークの具体的な測定方法は以下の通り。
【測定方法】
1、ロッドの先端①に300gのウエイトを直接ぶら下げた場合、Aの部分が何センチ曲がるかを測定。
2、バット部分②に5000gのウエイトを直接ぶら下げた場合、Bの部分が何センチ曲がるかを測定。
通常のベントカーブはロッドを全体の曲がり方を言いますが、それだと数値化したときにティップとバットを個々に比較しづらいため2つのセクションに分けました。
ベリー部分の硬さを測定しないため正確性に欠けるのでは?というご意見があるかもしれませんが実際にこの測定で近い数値が出たロッド同士を何本か実釣で比較したところ、キャストフィールや操作性が比較的近いと感じたため現時点ではこの方法を採用します。
ティップセクションに関しては仮に同じ数値でも調子が大きく異なったり、ガイド数、ガイド重量が大きく異なる場合はロッドの操作性や印象が異なる場合があります。
特にロッドの全長、リール取付位置が大きく異なるロッド同士はベンチマークの数値が同じでもキャストフィールや操作感が大きく異なります。
【ベンチマークテストに関する注意点】
このベンチマークテストは素人のブログ主が趣味の一環で行ったものです。
測定に関する専門知識はなく、DIYで制作した簡易な装置を使っての測定のため数値に誤差が生じる可能性があります。
また、使用したロッドのほとんどが中古品であるため新品時とは異なる可能性があります。
ベンチマークテストの測定結果、数値は予告なく修正・変更する場合があります。
使用ソフトは2021/02までイラストレーター、2021/03以降はインクスケープを使用しており、新旧の表を見比べる場合は注意事項があります。詳細は下の記事をご覧ください。
やっと完成!新しいベンチマークテスト表についてお知らせ - 野良猫アニキの自由研究
【ベンチマークテストの目的】
測定したのはロッドの「硬さ」であり、「パワー」とは異なります。
一般的にロッドのパワーとはロッドが曲がることによって発生する反発力のこと。
対してロッドの硬さとは負荷に対して曲がらず真っすぐでいようとする抵抗力のようなものです。
魚を寄せたり浮かせるために必要なのはパワーと言われていますが、硬さを測定することはキャストフィールやルアーの操作感を比較・予想するのに役立つと思っています。
ただしベンチマークの数値が近いロッド同士でも調子の違い、ガイド、重量、ロッド素材の持つ復元スピードの違いにより実際の操作感が異なるケースがあります。
測定結果
※縦軸のアルファベットと横軸の数字は表内で位置(座標)を把握しやすくするために打ったナンバーです。
参考のため今までベンチマークテストしたロッドの中から比較的近いもの(シマノ、タカミヤ、メジャークラフト)をいくつか入れてみました。
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主な技術特性
●X45フルシールド
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどのダイナミックな動作の中で発生するネジレを徹底排除するのがX45フルシールド。
ネジレが最も発生しやすいブランクの先端から45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げることで、ネジリ剛性が飛躍的に向上。
今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能を引き出す。
●HVF NANOPLUS(HVFナノプラス)
レジンの量を減らして代わりにカーボン繊維の密度を高めた「高密度HVFカーボン」は粘りや強度を重視したロッドに最適な素材となっており、東レ(株)ナノアロイ®テクノロジーをダイワ独自の製法で組み合わせることでさらなる高強度化・軽量化を可能とした。
●V-JOINT(V-ジョイント)
スムーズな節の曲がりが理想の調子とパワーアップを実現。
節の合わせ部分にDAIWA独自のバイアス構造を採用。
合わせ部のスムーズな曲がりを実現し、パワー・レスポンス・感度が向上。
オーバーゼアグランデはどんな人におすすめ?(予想)
MAXドラグ値の高さから想像していたのは張りの強いガチなロッドだったんだけど、ベンチマークテストの結果は意外にもしなやか。
そのため張りの強いロッド、例えばヤマガブランクス ブルースナイパー、MCワークス レイジングブルを好む方には向かないかもしれません。
※大物がメインターゲットの方には今年ダイワから発売されたドラッガー ブレイクスルーというパワーも価格もガチなロッドがあります。
逆にしなやかさ、粘りを重視するアングラーにはおすすめ。
例えばタカミヤのショアジギング GRⅡのようなしなやかなロッドを愛用している方が地磯デビューにあたりオーバーゼアグランデ100HH-3を選択するってのはいいかもしれない。
※ショアジギングGRⅡシリーズは10ftのヘビーロッドが存在しないのでなおさらいいかも。
また、ファイト時に体重を十分乗せられないようなテトラ帯で大物相手に長期戦を強いられるようなシチュエーションにもしなやかで粘りのあるロッドの方がアングラーへの負担が軽減されると思います。
意外とありがちなマイクロベイトパターンで軽いルアー、細めのライン、細軸のフックを使わなければならないような状況とも相性がよさそう。
そういえばダイワの地磯青物用ロッドの3ピースモデルってこれが初なのかな?
だとしたらダイワファンにとってもすごく貴重なロッドかもしれない。
★NEW★オーバーゼアグランデ 100H-3と100HH-3の硬さがほぼ同じという謎について考えてみる
ベンチマークテストを行った結果、オーバーゼアグランデ 100H-3と100HH-3の硬さがほぼ同じという謎の現象に遭遇。
上の表は何かというと、最初に買ったのがたまたま不良品だったかもしれないという疑惑が浮上したので新品のオーバーゼアグランデ100H-3と100HH-3を1本ずつ追加購入し、計4本をベンチマークテストしたものです。
その結果4本とも数値上の差はほとんど無く、手で曲げてみても全く同じ硬さのロッドという結果になりました。(=不良品ではなかった)
念のためロッドを繋げた状態で先端に300gのウエイトをぶら下げてもみたんだけど、やはり両者は全く同じ曲がり方をしていました。
この点についてメーカーからの回答を箇条書きにします。
①300gのウエイトをぶら下げた程度の負荷では明確な差を感じにくいかもしれません
②3kg程度まで負荷をかければ両者の違いを明確に感じれると思います
③ロッドの硬さが似ていてもそれぞれ狙うターゲットに合わせた強度を持たせておりますのでご安心ください
④それぞれ使用するルアーウエイトに合わせた設計にしております
※100H-3は160mm(60g)クラス、100HH-3は190mm(90g)クラスのトップルアーの操作性に重きを置いた設計
ということだった。
(;≡ΦωΦ≡) …
③は分かるとして、問題は①②④。
300gのウエイトでは差を感じられず、3kgの負荷でやっと明確な差を感じられるロッドと言っておきながら、160mmと190mmのプラグ(両者の間には30g程度の差しかない)に合わせた設計ですって言われてもなぁ...
この件について約半年の間に3回問い合わせてみたんだけど、残念ながらこれ以上の回答は得られず、あまりしつこく繰り返すのもメーカーに迷惑をかけることになるのでこれにて打ち切りとしました。
※ロッドは既に売却しましたが、当時は莫大な出費だけが発生し、記事は全く進まないという悲惨な状態に陥ったことは言うまでもありません。
(≡_ω_) チーン...
このままでは終われまテン
メーカーに問い合わせるのは打ち切ったけれど、僕の中でオーバーゼアグランデ 100H-3と100HH-3は不可解なロッドというレッテルが貼られたままだし、下手をすると設計ミスなのでは?という疑惑まで。
なのでここからは検証結果やHPなどを見比べて僕なりに考察してみることにしました。
まず、メーカーの回答の③、強度について。
3ピースの各ジョイント部分のブランク肉厚を見てみると、
3つのピース全てにおいて100HH-3(左)の方が肉厚になっている。
ブランクスの積層厚が必ずしも強度を表すとは限らないけれど、それでも100HHの方が強度が上なのはたぶん事実だろうね。
では硬さがほぼ同じなのはなぜか?
ということでロッドの複数個所のブランク径を測定してみました。
7箇所測定した結果がこちら、
見ても分かる通り両者の間にはほとんど差がありませんでした。
しかも、場所によっては100Hの方が太かった。
※同じ素材、構造、肉厚の場合、ブランク径が太いほうが張りが強くなります。
同じロッド(モデル)で全長とリール取付位置も同じ、且つパワー表記がHとHHで異なるにも関わらずブランクス径までがほぼ同じというのは僕は初めて見ました。
(≡ΦωΦ≡)σ 過去に他メーカーのロッドでも似たような事象があったんだけど、その時はブランクスの肉厚はもちろんのことブランクス径、リール取付位置、グリップ長などが全く異っていたのでメーカーの意図が読み取れたんだよね。
オーバーゼアシリーズの立ち位置を考えてみる
下の動画はダイワのフィールドテスターである高橋慶朗(たかはし みちあき)さんがオーバーゼアシリーズについて説明したもの。
この動画の中で次のような説明がされている。
[ショアジギング]オーバーゼアで何でも釣れちゃうショアジギ入門 in 伊豆 - YouTube
16:40
「そもそもオーバーゼアはシーバスロッドとショアジギングロッドの中間のパワーバランス」
[ショアジギング]オーバーゼアで何でも釣れちゃうショアジギ入門 in 伊豆 - YouTube
17:50
「オーバーゼアグランデはショアジギングの...バーサタイルロッド」
※バーサタイル=多用途、多目的という意味
要するにグランデですらロックショアのガチロッドを目指したモデルではないということ。
それを証明しているのかダイワのHPでオーバーゼアグランデのカテゴリーを見ると、
ドラッガーブレイクスルーやドラッガーX、ショアジギングXのカテゴリーがショアジギングなのに対し、オーバーゼアシリーズはグランデを含めサーフ(ヒラメ・マゴチ・青物)になっている。
これはシマノで例えるなら、AR-CのVRや、TypeXX。ボーダレス並継モデルのようなマルチパーパスロッド的な位置付けってことになる。
※AR-Cはオールラウンドキャスティングの略で、高いキャスタビリティ―性を追求したロッドでもあるんだけど、ここでは深堀りしません。
なのでいくらキャッチコピーに「対大物」とか「ガチ」とか「強引なファイト」といったニュアンスの文言が使われていたとしてもコンセプトはあくまで多目的ロッド。
ターゲットとしているサイズの青物の引きに十分耐え、適合ルアーウエイトをキャストし操作できるだけの強度はそれぞれ持たせていたとしても、ガチなショアジギングロッドのような尖った反発力(張り)を持たせることはコンセプト的にできなかったんじゃないかな?
硬さが同じなら強度に劣る100H-3は不要なのか!?
これは使い手がロッドに何を求めるかによって変わります。
100H-3と100HH-3の自重は約40gの差があり、ベリーセクションのガイドサイズが異なる。
※当然だけど100HH-3の方がガイドが大きい
なので100H-3のスペックで十分であることを前提とした場合、なるべく軽量なロッドがよければ100H-3を購入し、多少の重量増が気にならないのなら(スペック上100H-3で事足りる場合でも)強度に余裕のある100HH-3を選択するのがいいと思う。
以上でオーバーゼアグランデの考察(推測?)は終わることにします。
(≡ΦωΦ≡)/
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まとめと今後の記事について
最後まで読んでいただきありがとうございます。
本当は2021年に発売されたジグキャスターの記事を書くつもりでいたんですが、残念なことに生産終了してしまったのでオーバーゼアグランデに変更しました。
ロッドの価格が2倍以上アップしたので一本しかベンチテストできず。
また、年末年始はオリムピックの19リモート GORMS-1003MHの検証に時間を割いたのでグランデは実釣検証できずじまいです。
(≡ΦωΦ≡) すみません
さて、次回の記事ですが書く書くと言いながら、いまだに書いていないスフェロスSWの記事をできれば書きたいと…オモテイマス...
また時間のある時に是非読んでください。
今日はここまで!
(≡ΦωΦ≡)ノシ マタネー